2010.01.26 Tuesday
クソッ、
日曜日の朝、俺は携帯電話の着信音に起こされた。
電話の相手は、会社の専務からだった。
昨日は休みだってのに接待とかで呼び出され、で今日は今から福岡に出張だと。
サラリーマンってのはキツイ。こうやって休日に呼び出しくらって、
イヤな上司に命令されて。イヤな上司……。
俺は一人の女上司の事が頭に浮かんだ。見た目こそは完璧で…。
黒くシャープな眼鏡が似合うその小顔はアーティストのアンジェラ・アキに似ている。
その眼鏡の奥の、一重だが美しすぎる切れ長の瞳。その意思の強さを表すような眉。
歓迎会での罰ゲームでキスした時は舞い上がったものだ。今なら笑える。
だがその上司、安藤美香は`鉄の安藤`と呼ばれるほど恐れられていた。
`鉄の安藤`と呼ばれるのは鉄のように冷たいという意味と、
鉄は時に刃物になる、という意味らしい。
だがそんな女が昨日の接待後、相手会社の若い男に`お持ち帰り`された。
あんなに愛してくれてる旦那さんがいるというのに。
まぁ、確かではないが夜中の二時に家に電話して、まだ帰ってないから確実だろう。
今日会って確かめればいい。
そう考えれば、休みを返上しての出張も悪くは無い。
俺が欲しいのは、夫がいるにもかかわらず他の男に抱かれたという事実。
別にソレで脅そうとかは無い。むしろそういう脅迫みたいなのは大嫌いだ。
さっとシャワーを浴び、スーツを着て会社に向かった。
俺が会社に着くとすでに安藤さんは出社していた。さすがだよ、まったく。
よく見るとグレイのスーツに白いシャツ。昨日と同じ服装だ。
という事は家には帰ってないって事だな。
「冴島クン、何か?」
「いえ…。」
相変わらず冷たい物の言い方する人だ。
スーツ姿はバツグンだ。パンツルックを上手く履きこなすスラッとした長い足。
キュッと上がったヒップ。引き締まったウエスト。
バストは小さい方だが………AではないにしろBぐらいか。
あの若い男は昨日、この身体を味わったんだろうな。
それはゆっくり確かめよう。今俺の勘では犯られた確立70%ってとこか。
俺と安藤さんは新幹線に乗り福岡に向かった。
386 名前:大神竜一郎 投稿日:2010/01/18(月) 16:01:36 ID:8wcgP8ba
新幹線の中ー
並びの席に座る。
「これ、食べます?」
俺は通路側席に座る安藤さんにみかんを差し出した。
「いい……。」
「具合、悪いんですか?……何かお顔が。」
「昨日、飲みすぎた……。」
チャンスだ。安藤さんの方から昨日の話題を出してくれた。
これはもって行きやすい。
「かなり飲まれてましたね、あの時自分先に帰らせてもらいましたが
大丈夫でした?ちゃんと家帰れました?」
まずはウソを付くかどうかテストしてみる。
「待ってるもんだろ……普通。」
「すみません、あの後用事がありまして。
で、自宅には無事帰れました?」
「いや、昨日は帰ってない……。」
ウソは付いてないな。
「もしかして野宿?いや、まさかですよね。まだ節分終わったばっかりですから。
こんな寒い日に野宿したら凍え死んじゃいますよ。」
こうやって野宿という選択肢を潰しておく。家も消した。
後ある言い訳とすれば、女友達の家か。それも消さなくてはと考えていると、
「若本の家で休ませてもらうことにした。」
「若本って誰です?」
「昨日、しつこく送るって言ってた男だ。」
あー、あの男か。安藤さんが携帯番号を交換するハメになった時の。
まさか、自分から男の家に泊まった事ゲロするとは思わなかった。
「へぇ、あのチャラ男の家に泊まったんですか。」
「ああ………。」
これは80%は犯られてる。下心ある男の家に酔っ払った女が
泊まれば確実に犯られてるだろう。
…?犯られてる?安藤さんがそう簡単に犯られるとは思えない。
家に泊まったからといって……今日俺も出張で同じホテル泊まるワケだし。
酒が入ってるとはいえ、性格上犯られるとは考えにくい。抱かれるならまだしも。
抱かれるかぁ……。酒の力とムード全快で50%ぐらいかなぁ。
朝考えてたより下がってんな。物的証拠のようなものがあれば確率が上がるのに。
「その若本って人の家、接待した美郷亭から近いんですか?」
「どうだろう、高速走って十二時前には着いてたな……。」
ナイス!具体的な時間まで言ってくれるとは思ってなかった。
十二時か、これは使える時間だ。
「で、専務の電話で目が覚めたと?」
「ああ…………。」
「じゃあ十時間眠ったワケですから、眠気の方はバッチリですね。」
「いや、三時間位じゃないか…。」
睡眠三時間か。て事は朝の七時まで起きてた事になる。
こりゃぁもう決まりだろ。朝七時までセックス以外何して起きとくんだ?
安藤さん、旦那がいるのに他の男に抱かれた確立75%。
「安藤さんのシャツ、シワになってないですね。」
「ハンガーに掛けてたからな。……?それがどうかした?」
「いえ…。」
それはなぁ、ようするにシャツを脱いだって事なんだよ。物的証拠だ。
チャラ男の前で、酒に酔った綺麗な女がシャツ脱いで、朝七時まで起きてて。
普通に考えたら100%ヤってるよな。でも性格の分引いて90%か。
「冴島クン、悪いが寝かせてくれ………。」
「どうぞどうぞ。」
「ハァ………ダルい…………。」
いや、95だな。
387 名前:大神竜一郎 投稿日:2010/01/18(月) 16:02:15 ID:8wcgP8ba
俺と安藤さんは福岡に着いて早々、会議に参加した。
つくづく付いてない人だなと思う。会議の後、上層部の人たちと
会合する事になった。
でも安藤さんは一切辛そうな表情せず接待を続けた。
この心の強さ見習わなくてはいけない。
今日はかなり飲まされていたが決して`お持ち帰り`されることなく
会合と飲み直しの接待をこなした。
それをすぐ隣で見てて昨日の`お持ち帰り疑惑`あれは無いなと思えてくる。
ここまで強い人があんなチャラ男に抱かれるわけは無い。
今までの確率で言うと0パーセントだ。
旦那への愛か、仕事の責任感なのか。
どっちにしろ、俺は安藤さんに負けてるって事か。
ムカツク…。
これじゃぁ振り出しに戻りじゃねぇか………イライラする。
俺達は会社が用意してくれたビジネスホテルへ向かう。
ホテルのフロントでチェックインしたのも安藤さん。
俺はただ後ろで立ってるだけ。俺は男の前に立つ女がキライだ。
ホテルマンからキーを二つ受け取るとエレベーターに乗った。
エレベーターの中でも酒のせいでフラついたりせず立っている。
ますます可愛げの無い女だ。男の胸にもたれるとかないのか。
エレベーターが四階で止まる。俺の今日の部屋だ。
ちなみに安藤さんは六階だっけ。ドアが開き俺が出ようとすると、
「10分後に冴島クンの携帯に電話するから。
もし私から電話が無かったら部屋に来て氷水作ること。」
「部屋に?」
「番号は608………カギは開けとく。」
「?」
エレベーターのドアが閉まった。
部屋来いだの氷水作れだの……疲れてるのはあんただけじゃないんだぞ。
それに言い方があるだろ。`作ること`って。せめて`作って`だろ。
どこの会社でも上司ってこんなのばかりなのか?うちはキツイ方だろう。
388 名前:大神竜一郎 投稿日:2010/01/18(月) 16:02:53 ID:8wcgP8ba
401号室ー
俺は自分の部屋401に入った。
まぁ可も無く不可も無くな部屋だ。入ってすぐベットがある。
テレビがあり、備え付けの机、それの椅子。普通のビジネスホテルだ。
別に何かを期待してたワケじゃない。シャンパンに夜食のチーズ、
サウナ、キングサイズのベットにマッサージ。おまけにコールガール。
目の前のシングルサイズのベットが現実に引き戻してくれる。
接待二回戦のお陰で腹はへってない。じゃあシャワーでも浴びるか。
バスルームでシャワーを浴び終え、備え付けのガウンに袖を通した。
生地は良くも無く悪くも無く、普通って事だ。
テレビのリモコンを取りチャンネルをまわす。地方に来たせいで
チャンネルがてんでばらばら。疲れてるせいか探す気も起こらない。
冷蔵庫を開けてみるとビール、焼酎、ワイン……もう酒はいい。
俺は明日のためベットの目覚ましをセットすることにした。
寝ちまう前にセットしとかなきゃ。明日は15時から会議…と。
じゃあ12時セットで大丈夫だな。
今は22時。そういえば久しく女とヤってないな。
時間なら今日はあるか。……コールガールでも呼んでみるか。
俺は携帯のサイトでコールガールを探した。
今の時代は便利だ。携帯で女の子の写真指名まで出来る。問題は金だ。
希望は二万。携帯で福岡と二万を設定しサイトで探す。
おっ、出てきた出てきた。二万で結構出てくるんだなぁ。
時間120分で二万、あとオプション代は別。オプションは……。
フェラはサービス内で、生フェラは二千円プラスか。挿入時は必スキン。
SM、おもちゃ等五千プラス。カメラ撮影二万……。
こりゃあ、オプションなんか追加すると金いくらあっても足りないぞ。
二万だけで足りそうにない。そもそも今の手持ちいくらだっけ。
明日の分の交通費とかあるよな。足りなくて安藤さんに借りるのだけは避けたい。
「やべぇ……安藤さんの事すっかり忘れてた。」
確か十分たっても電話がなかったら部屋に氷水作りに来い、だったな。
別れてからもう三十分もたってる。また鉄のような冷たい言い方されるぞ。
あいつは女王様か?あいにく俺にはそんな趣味はない。むしろSなぐらいだ。
コールガール呼ぶのは部屋に戻ってきてからでもいい。
俺はガウンからスーツに着替え直し六階の安藤さんの部屋に向かった。
389 名前:大神竜一郎 投稿日:2010/01/18(月) 16:04:05 ID:8wcgP8ba
608号室ー安藤さんの部屋
部屋のドアのカギが開いている。確か開けとくって言ってたっけ。
「冴島ですー。失礼しまーす。」
返事は無い。むしろ返事がある方が気持ち悪い。
ようこそー、とか、待ってたわよーなんて言われた日にゃあ……。
想像しただけで吐き気がしてくるぜ。
部屋の方に突き進むと、ワンルーム、ベット。
自分の401号室となんら変わりはない。差があってもイヤだが。
ベットではスーツのまま仰向けになって眠る安藤さんが。
疲れて少し横になってそのまま、という風だ。
まー、無理もない。昨日から働きっぱなしだ。正直凄いと思うよ。
すやすやと、微かな寝息をたてて眠る安藤さんを見て、もう部屋に戻る事にした。
戻ってコールガールを呼ばなきゃ。オプション無しの120分二万円コースを。
「うー………ん。」
「?…寝息か。」
「遅い………氷…水。」
「はぁ?」
「氷水……作りなさい………。」
「クッ。」
俺がちゃんと見えてんのか?まぁいい、さっと作ってさっと戻る。
部屋の冷蔵庫を開けグラスに氷とミネラルウォーターを入れた。
「入れましたよ、飲んでください。」
「おでこ…おでこ…。」
「は?でこが何ですか?」
「氷水当てる……おでこ…おでこ。」
何だよ、それ。俺はゆっくり安藤さんの身体を起こし
おでこに氷水のグラスを当てた。
「は〜……。」
冷たくて気持ちいいのは分かるが、身体支えてる俺の身にもなれよ。
人の身になって考える、きっと安藤さんが一番苦手な事だろう。
この体勢、だんだん辛くなってきた。
「ありがと…う。………春…信。」
「あん?」
俺を夫と勘違いしてやがる。自分の旦那にはちゃんと御礼言うんだな。
`ありがとう`って言葉を知ってただけでも驚きだぜ。
「安藤さん。俺、冴島っスよ。」
「はる……。」
「チッ………。」
酒が回ってるのと夢の中と、こりゃあ俺が冴島だって気付くのに
時間がかかりそうだな。やってらんねぇな、まったく。
390 名前:大神竜一郎 投稿日:2010/01/18(月) 16:04:38 ID:8wcgP8ba
「?」
俺だと思ってない………?
とりあえずグラスをベット横のテーブルに置き、
片方の腕で安藤さんの身体を支えたまま、もう片方の手をお尻にまわし撫でてみた。
「氷水……は?」
「!!」
ケツ触ったのに怒らねぇ。
俺の事、自分の夫だと思ってるのか!
最後の確認だ。
「俺の…名前、呼んでみて?」
「は…る。」
『オッケィ!バレてない。』
俺はそっと…安藤さんの胸に手を当てる。少しだけ揉んでみた。
スーツ越しに感じる安藤さんの胸の感触。思ってた通り小さい。
小さいけど柔らかい。下着、シャツ、ジャケットのせいで乳首の位置なんかは
分からないが、その弾力は手に伝わってくる。
最後までヤるのはさすがに無理だろう。脱がすのも危険だ。
服の上から触るだけで我慢するか。コールガールまでの前菜だと思えばいい。
念のため、安藤さんの顔から代名詞でもある黒いシャープな眼鏡を外しておく。
「こっち……。」
「ん?」
酒か夢かで、俺を夫と勘違いして俺を呼ぶ。
「だいすき。」
「!!!!」
俺の理性、チョットやばいかも。
安藤さんはルックスは最高。性格が最悪。
なのにこんな言葉囁かれたら。
こうなれば、いけるとこまでいく。
寝てる体勢プラス元から小さめの胸じゃ、ほとんどスーツの感触だ。
横になった体勢の安藤さんのジャケットを上手く脱がせた。
これだとシャツと下着だけだな。その前に…。
ズボンのベルトを緩め脱がすことにした。
「安…美香、少しお尻上げて。」
「……おいっしょ。」
「………。」
普段おいっしょなんて言わないだろ。
安藤さんがお尻を上げて協力してくれた為、すんなり脱がす事が出来た。
脱がしたズボンは床に落としておく。別にたたんで置く必要など無い。
391 名前:大神竜一郎 投稿日:2010/01/18(月) 16:05:27 ID:8wcgP8ba
俺は今、恥ずかしいことに勃起している。
上はシャツに下はパンツ一枚。男のそそる格好だ。
安藤さんのこんな姿、誰が想像できただろうか。
このスラッと長くて張りのある太ももを隠すものは何もない。
ずっとその上の付けね。白いパンツ。小さな赤いリボンが付いた安藤さんのパンツ。
オフィスで前かがみになった時後ろがチラリぐらいは見えたことあるが、
こんなパンツだけの姿なんて。
カッターシャツが捲れ、くびれのあるウエストも伺えた。
最低でも今日、安藤さんのオマンコだけは見よう。
女にとって一番恥ずかしい場所だし。ましてや決して男に媚びない
心の強い女の羞恥な場所ともなれば価値がある。。オマンコ見とけば、これから先
安藤さんに説教くらっても大抵の事は、オマンコ見てやった優越感で我慢できる。
ならさっそくパンツ脱がすか、いやその前にオッパイも見させてもらうか。
俺はベットに横になってる安藤さんのカッターシャツのボタンに手を掛けた時、
「……さ…え……………じま…クン?」
「!?」
マジかよ!意識が戻ってきた!
「ちょっと…………なに、してんの!?」
シャツのボタンを外そうとしてる俺の手に気付いた。
作戦変更!俺は安藤さんの身体を起こしギュッと抱きしめた。
絶対逃げられないぐらい強い力で。でも決して乱暴ではない力で。
「安藤さん!」
「えっ!?」
安藤さんは俺に抱きしめられながら自分の腰元を触り
ズボンを履いてない現状を把握したみたいだ。
「一回、……一回だけでいいからヤらせてください!」
「やる……って?」
「安藤さんとセックスしたいんです!」
「さ、冴島クン!あなた自分が何を言ってるか分かってるの?」
「俺、安藤さんの事……歓迎会の時からセックスしたいって思ってました。
だから一回だけ、………一回だけヤらせてください!」
グダグダと綺麗事やキザなセリフを並べるより
ストレートな言葉で気持ちを乗せて叫ぶ。対安藤さん用の切り札。
これはもう一か八かだ。
「お願いします……一回だけでいいから……。」
「冴島クン、私結婚してるのよ。」
「だからセックスだけでいいんです。付き合ってくれとか言いません。
身体だけだから…………お願いします!」
「うー…………ん、私…夫がいるのよ……分かって。」
「セックスするだけだから……。」
「晴信以外の人と…しちゃダメだよ……。」
「お願い……安藤さん………。」
「冴島クン………………。」
「一回だけ………ヤらせてください。」
「………………。」
392 名前:大神竜一郎 投稿日:2010/01/18(月) 16:06:11 ID:8wcgP8ba
「一回だけだよ………。」
「え、ホントですか?」
「……。」
無言でコクリと頷く。
思わず肩を抱き安藤さんの顔を確かめると、
うっすらと涙をためている。
「セックスさせてくれるんですね!?」
「うん………。その代わり、……ちゃんとゴム付けてくれる?」
「はい、約束します。」
「じゃぁ………一回だけなら……。」
安藤さんとの性行為の了解を取り、俺はジャケットを脱ぎ捨て
ネクタイを外しシャツを脱ぐ。脱ぎながらも今夜限りの獲物を見つめて放さない。
獲物、一晩のセックスだけの関係。俺にとってはコールガールとなんら変わらない。
夫がいるにも関わらず、俺にセックスさせてくれると言った。
酔ってる他人の妻で性処理していいのかと思ったが、この展開……止められない。
「正直驚いています。あの`鉄の安藤`がヤらせてくれるなんて。」
「いつも仕事で厳しく当たりすぎてるから……その罪滅ぼし。」
分かってんなら厳しく当たるなよ。
まあいいさ。そのお陰で俺はあんたとヤれるんだ。
「会社で、私とシたとか言わないで…。」
「会社だけでいいんですか?旦那さんは?}
「言っちゃダメ……。」
「分かりました。」
「絶対だょ………。」
ベルトを緩めズボンを脱ぎ、そして最後の一枚のパンツも脱いだ。
剥き出しになったペニスを安藤さんの目の前に突き出す。
「フェラチオしてもらえます?」
「……イヤ。」
「何で?」
「それはダメだよ…私結婚してるから……。」
「じゃあキスは?」
「………キスなら…………いいょ。」
今にも壊れてしまいそうな声を出しながら俺の顔を覗き込んできた。
お互いが目蓋を閉じた時、俺は安藤さんの唇にキスをした。
安藤さんの唇……柔らかくて気持ちいい。
嫌いな女でもこうやってキスすれば気持ちいいもんなんだな。
安藤さんとのキスはアルコールの味。
それもそうだろう。接待やら会合やらと昨日からずっと酒を飲んでる。
セックスさせてくれるって言ったのも、酒と夢の世界が抜けきれてないからなのか。
393 名前:大神竜一郎 投稿日:2010/01/18(月) 16:28:24 ID:8wcgP8ba
「安藤さん、オッパイ見させてもらいますよ。」
「小さいよ……。」
「構いません。」
「はぅ……。」
自信無さげな表情を浮かべるだけで、抵抗はしない。
座らせた体勢のまま、カッターシャツのボタンを上から順に外していく。
ボタンを全て外しカッターシャツを脱がすと、白いブラジャー姿になった。
「俺、フォック分からないから……自分で外して。」
「がっかりした顔とか……しないでよ……。」
嘘。ただ安藤さん自身の手でブラジャーを外させたかったから。
露になった小ぶりの膨らみ。乳首は綺麗な桜色。
「とっても綺麗です…。」
これは本当。安藤さんのスタイルはバツグン。
小さめだけどツンと上を向いていて垂れていない。
その膨らみに右手を這わせゆっくりと揉んだ。柔らかい。
「強く……触らないでね。」
手の平に納まってしまうぐらいの小ぶりな乳房。
胸を揉む人差し指の先にだけコリッと凝縮した感触がある。
他の指は柔らかくしなやかな乳房に触れてるのにここだけが硬くなってる。
辱めを受けてる少女の頬のような桜色の乳首。
そんな可愛らしい乳首を口に含んだ。
「はうっ…!」
口を付けただけで感じたようだ。なんて敏感なんだ。
俺は口の中で舌で乳首を転がすように刺激をあたえる。
「あっ……はぁっ…うっ……。」
そのまま顔を膨らみに押し付けて、小さな胸の弾力を感じながら
舌で乳首の周り、乳輪を舐め回した。
子供を産んだせいか、安藤さんの乳首はミルクの味がする。
「安藤さん、性感帯は乳首ですか?」
「ふん……。」
可愛い返事の仕方だ。普段の安藤さんからは想像も出来ないような恥らった返事。
きっと酒がそうさせているのだろう。ちなみに俺はシラフさ。
俺はさらに恥じらいの言葉を吐かせるべく、股の方へ手をもっていき
パンツの中へ手を忍ばせた。
「や…やめて!冴島クン!」
静止も聞かず手を進めていくと指先に安藤さんの恥毛が触れる。
意外と少ないな。つまむ程度の毛しか生えてないようだ。
気の強い女はもっとボーボーかと思ってたが。
もっと先に手を進ませていくと、指先がワレメをみつけた。
「うー……やっぱり、やめよ。晴信に悪いから……。」
何言いだすんだよ、今さら。
俺はその愛らしい桜色の乳首から口を離し両手でパンツを下ろした。
かなり強引なやり方だったかもしれない。
途中安藤さんの手がパンツを掴んで脱がせまいとしたがお構いなく脱がした。
脱がしたパンツを床に落とす。ベットの上では全裸になった安藤さんが
両手で顔を隠し仰向けになっている。
顔に手をやってるお陰でオッパイと恥毛が見放題だ。
思春期の少女程度につまむ程しか股には生えていない。
少しだけ生えた恥毛では隠しきれず割れ目が伺える。
くびれたウエスト。アスリートのように無駄な肉が無いスッと縦に割れた腹筋。
スラッと伸びたハリのある太もも。小ぶりな胸に桜色の乳首。
ファッションモデルのようなルックス。そして夫がいる身。
これが今夜の俺のセックスの相手だ。一晩限りの……。
394 名前:大神竜一郎 投稿日:2010/01/18(月) 16:29:51 ID:8wcgP8ba
ベットで寝たまま両膝を立たせ、脚を開かせた。徐々に秘所が姿を見せ始める。
そしてとうとう女としての秘裂をさらけ出してしまった。
その秘裂を指でなぞりながらそっと広げると、中にはぬめぬめと潤う花ビラがあり
それを左右に開くと、中味が丸見えになった。
他人の妻の性器を目にして多少の罪悪感が沸いたが、欲求には到底およばない。
さらに両膝をぐいっと全開にして、 ハリのある太ももの間に顔を埋めると
柔らかな陰毛が鼻先に当たるのが心地良い。
安藤さんの腰にしっかりと両手を回して抱え込み、秘所の花ビラに口付けをした。
「はうっ!」
舌で丹念に花ビラをなぞってやると、その上で固く実を包む女の真珠。
最も敏感な女の真珠`クリトリス`をチュチュチュッと吸い上げ、舌で転がす。
「はあ!ん!」
俺の舌が膣に進入し、隅々まで舐めまわした。
唾液と愛液で膣内は潤い、舌の出し入れが滑らかになってきた。
ジュルジュル…
あのイヤな女が俺のクンニに逃げるように腰をうねらせる。
逃がさねぇよ。
「やべぇ、一発抜きてぇ。」
もう俺の下半身はマックスになっている。
「安藤さん、俺のもして。」
「うー………え、するって?」
安藤さんの身体を起こし、ペニスを握らせた。
「俺のも舐めて。」
「え、…この……チンチンを?」
「咥えてほしいんだ。」
俺の言葉に慌てて、ペニスを放す。
「それは出来ないょ……。」
「どうして?汚いから?」
「じゃなくて……夫を裏切るみたいで………。」
「俺は安藤さんのオマンコ舐めてあげたよ?}
「うん……でも、他の男の人のを口にしたら……。」
泣きそうな顔で俺に訴えてる。
「そっか…。」
「ゴメン……他のとこなら舐めてあげるから……。」
「俺の腋、舐めてくれる?」
「うん、そこならいいよ………。」
安藤さんに腋の下を舐めさせ、続けて腋毛も舐めさせた。
ベットでは足を絡め合い、恋人の様にお互いを抱きしめお互いの身体を愛撫した。
395 名前:大神竜一郎 投稿日:2010/01/18(月) 16:30:27 ID:8wcgP8ba
前戯はもういい。風俗で言う本番に移らせてもらう。
仰向けの安藤さんに膝を立てて股を広げさせ、上からおおい被さるように腰を下ろす。
相手はコールガール替りとはいえ、女性に俺の体重の負荷がかからないよう
両手を使って体を支える。
挿入前に一つ、安藤さんに聞いておきたい事。
「どうしてヤらせてくれるって言ったんですか?」
「冴島クンが私とシたいって。」
俺の腕の下で安藤さんが質問に答える。
ただ反復しただけの回答。
「シたいって言われたら誰でもサセる人だったんですか?」
「違うっ!………もう…嫌われたくなかったから。」
「?」
「会社のみんな……私の事キライなんでしょ……。
みんな陰で言ってるの……聞いたから………。」
「え…?」
「冴島クンは……私とヤりたいって……
じゃ…嫌いじゃないんだよね?」
ヤりたいから嫌いじゃないってのはおかしいだろ。
俺はあんたの身体が好きなワケで、人そのものは嫌いだ。
本音は伝える必要は無い。傷つくかどうかは知らんが、ヤらせてもらえなくなる。
「もし、断ったら……冴島クンも私の事嫌いになるよね……。」
「………。」
「もう、嫌われるのはイヤ………もう、嫌われたくない………。」
「………。」
知ってたのか。自分が会社のみんなに嫌われてる事を。
腕の下で瞳をうるわしてる。耐えられなかったのか、悲しみから逃げるように
顔を横に向けると、大粒の涙が頬を伝ってシーツに落ちた。
「嫌われるの……寂しいょ。」
身体の裸はもう目にしてるが、この瞬間心の裸も見たような気がした。
「セックスさせるから……嫌いにならないで。」
「嫌いになりませんよ。約束します。」
「うぅぅ……、寂しかったょ。」
ベットの上での約束や誓いは基本的に無効。
自分の生殖器を女性器にあてがう。
今、ペニスとヴァギナがキスをした。
「冴島クン…コンドーム着けるの忘れてるよ。」
「俺、ナマ派なんすよ。」
「え……!?」
「嫌いになりますよ。」
「うぅぅぅ……晴信………ごめん、…………ごめんなさい。」
下唇を噛みしめボロボロと涙をこぼしながら、俺が挿入しやすいように
腰を少し浮かせてくれた。
晴信さんだっけ?安藤さんのご主人。あんたに言っておきたいよ。
この女、言えば何でもさせてくれるんじゃないか?
「約束して。……精子………中で出さないで。」
「中はダメ?」
「お腹の上に……お願い。」
「分かった。」
ゆっくりとペニスを女の穴に入れていく。すでに亀頭の部分は中に入ってる。
安藤さんの膣の感触を味わいながら、奥へと進めていく。
「お願いね……イク時はお腹の上で、」
「くどいっス!」
「ごめん……怒らないで……。」
全て入った。
もう、上司としての安藤さんに気を遣う必要は無い。
「フフッ。旦那がいるのに他の男のチンポ入れさせて。
この風景旦那が見たらどんな顔しますかねぇ。」
「ごめんなさい……。」
396 名前:大神竜一郎 投稿日:2010/01/18(月) 16:31:16 ID:8wcgP8ba
立ててた膝をつかみ腰を打ちつけていく。いわゆる正常位で。
「あ……あ……あ……。」
安藤さんの膣の中は実に熱いほどの温もりに満ち、きゅっきゅっと締めつけてくる。
膣の柔壁の感触に俺は声を漏らしてしまった。
「気持ちい…。」
「あっ……あっ……あっ…。」
俺の腰の動きにあわせて安藤さんの小ぶりの胸が揺れてる。
捕まえるように胸を揉みしだき、きゅっと立った乳首を指でいじった。
「寝てると、ほとんど胸無いっスね。」
「い…いや……あっ……あっ……あっ…。」
腰を打つたびに無防備に揺れる柔らかい乳房。指先に触れるコリッとなった乳首。
「あん!……あっ…。」
よがる安藤さんの乳首を引っぱったまま、反対側のオッパイを乱暴に揉む。
正常位したまま小さな膨らみに顔を押し付け肌を舐めまわし、目に飛び込んできた
乳首を吸い、首筋を舐め上げて安藤さんの香りを味わった。
「そろそろ…イキそう…。」
「外に…。」
「安藤さん…口開けて…。」
「えっ?…口…はダメって言……。」
「じゃ、中に…。」
「!?]
逃がさんと、くびれた腰を捕まえたままピストンを激しくしていく。
膣の摩擦で射精の予震が体を走りぬけると同時に欲求も訪れて来た。
俺のペニスの先が安藤さんの子宮口に当たるのを感じた。
膣の温かい締め付けと摩擦を味わってるうちに限界が来た。
「アッ……ゴメン!」
ドクッドクッ……ドクッ……
小さな乳房を揺らす腕の下の安藤さんを見ながら、イッてしまった。
安藤さんの膣の奥の子宮口で射精してしまったのだ。
「ああ……気持ちいい……。」
「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…。」
下で荒い息を漏らしながら、お腹の中で俺の射精を感じてるようだ。
女が母へとなる子壷である子宮へ精子が入ってくる感覚を。
俺の萎えかけたモノはまだ膣に入ったままで、安藤さんの本能の部分が
ソレを永遠に捕まえておこうとするかのように、ひくつき締め上げてくる。
挿入したまま、安藤さんに覆い被さった。
「中出ししちゃって……ゴメンね。」
「うぅぅぅぅ………酷いよ………。」
鬱陶しい言葉を吐くその口を閉ざすべくキスをする。
俺の頬にも安藤さんの流した涙が付く。空いた手を胸にもっていき乳首を
弄ってると、膣に入れっぱなしのペニスがまた勃起しだした。
正常位はもういい。ペニスを引き抜き座りなおした。
「ケツこっち向けて、四つん馬になって。」
「え…?」
「次バックでやるから。」
安藤さんは言われた通りに四つん馬の体勢で、お尻をこっちに向けた。
挿入されるのを待ってる姿ってのも、いいもんだ。
安藤さんの被虐的な格好を見ては優越感に浸った。
ヤり終わったのは、部屋のブラインドから朝陽が差し込む頃だった。
397 名前:大神竜一郎 投稿日:2010/01/18(月) 16:32:26 ID:8wcgP8ba
先に目を覚ましたのは俺の方のようだ。体を起こすと隣で裸のままの
安藤さんが眠っている。ベットの横のテーブルの時計は午後12時を回っていた。
起こさないように、そっとベットから出て椅子に座った。もちろん裸のまま。
安藤さんよく眠ってるなぁ。無理もない。たっぷり時間をかけて4回したから。
4回全て中出し。久々の膣内射精は気持ちよかった。
コールガールを呼んでたら中出しなんて出来なかっただろう。
彼女がいた大学時代は避妊しなきゃいけなかったから、中出しは出来なかった。
その辺は安藤さんに感謝しなきゃいけない。
12時か…。会議が15時だから、まだ大丈夫か。
「………。」
安藤さんが目を覚まし憂鬱を顔に浮かべながら上半身を起こした。
掛けていたシーツが落ち胸が露になる。
「安藤さん………お、お早う。」
「………………最悪。」
眉間にシワをよせ目を瞑り、現実を飲み込んでいる。
最悪、その言葉で昨夜の甘い安藤さんは酒に溺れた姿だったことを理解した。
今更胸を隠すことなどせず俯くばかり。
「頭が……痛い……。」
「飲みすぎっスよ。………昨日の事って………覚えてます?」
「ハァ……酔ってたとはいえ部下と寝るなんて……。」
自己嫌悪に陥り手で額を支えている。
「大丈夫っス。旦那さんには言いませんから……。」
「酔ってた私との約束だろ……。」
安藤さんが自分のお腹に手を置く。
「すみません……。やっぱ中出し、マズかったですよね。」
「当たり前だ。………結婚してるの知ってるだろ。」
「安藤さんの膣が気持よすぎて。」
「ハァ………。」
溜息とともにベットから立ち上がり、自分のパンツを探す。
自分で脱いだわけじゃないのでどこにあるのか分からない。
諦めたのか頭痛がするのか、パンツも履かないまま丸椅子に腰掛けた。
そんな一連の動作をどこも隠さず裸のまましてるのを見て
俺のペニスが勃起してきた。
398 名前:大神竜一郎 投稿日:2010/01/18(月) 16:33:29 ID:8wcgP8ba
「安藤さん。」
丸椅子に腰掛けてる後ろから小ぶりの乳房を鷲掴みする。
「おい………。」
「おっぱいだけ、触らせてください。」
「………。」
抵抗されず胸を触らせてくれている。手の平で全部隠れてしまうぐらいの
小さな乳房。その先端の乳首も指先で触るのを許してくれている。
「俺、安藤さんの事嫌いじゃないですよ。」
これはウソ。おっぱいを触らせてもらう為についた嘘。
「あれは酒の中の夢で言った事だ。……本音じゃない。」
んなのどっちでもいいよ。あんたの身体が好きだって意味なんだよ。
安藤さんの胸は柔らかい。顔見ながら触りたいがこうやって後ろから
揉むのもいいな。
「もう、いいだろ。」
「?」
安藤さんが俺の手を払って、立ち上がり
「昨日は迷惑かけた。だから今のはその分。」
「あ、安藤さん?」
安藤さんはベットの下のパンツをみつけ拾って履いた。
次にブラジャーを拾い
「あ、待って下さい!」
「ん……?」
一旦手を止め
「あの、携帯で写真撮っていいですか?」
「何を……。」
「安藤さんの裸。」
「撮ってどうする。」
「オナニーの時、使いたくて。」
「………。さっさと済ませろ。」
「ありがとうございます!……出来ればパンツ脱いでもらえますか?」
「調子にのるなよ……。」
と言いながらも鬱陶しそうにパンツを脱いでさっきの椅子に座った。
俺はズボンのポケットの携帯のカメラで安藤さんの裸を撮影させてもらった。
別にエロいポーズをとってくれるわけでもなく、
ただ裸でうなだれて座ってるだけの格好で。
5枚ほど撮影すると、安藤さんが勝手に立ち上がり
「終わり………。」
下着を付け、夜俺が脱がしたスーツに着替えた。
「冴島クン。」
「はい。」
「夫がいながら昨日セックスしたのは、私の過ちだ。
迷惑掛けたことを許してほしい。」
「いえ…。」
「キミが膣内射精した事にも目をつぶる。何かあっても冴島クンに
責任転換するような事はしない。」
「中絶費とかぐらいならちゃんと払います。」
「自分の過ちでなったことだが、これからも仕事にせいをだしてほしい。
写真を撮らせたのはせめてもの償いだ。」
「そんな…。俺だって凄く気持よかったし…。」
「15時から会議だ。そろそろ気持を切り替えようか。」
いつものように強い眼差しで、俺に微笑んだ。
END
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