2009.05.26 Tuesday
488 名前:えっちな18禁さん 投稿日:2009/02/12(木) 01:32:23 ID:e4DkSkWE0
申し訳ない。遅くなりました。
ちょっと、酔っ払っているけど今回は、
コピペするだけなんで大丈夫の筈。
では、始めます。
489 名前:えっちな18禁さん 投稿日:2009/02/12(木) 01:34:18 ID:e4DkSkWE0
正直、分からない事だらけだった。分からないというより納得がいかない、って方が正しいかも。
でも色々勝手に妄想するのはやめる事にしたんだ。兎に角、最悪の状態なんだと思う事にした。
唯一わかっているのは、俺が“知っている”事を二人は気付いていないだろうって事だけだった。
どうゆう理由があるのかさっぱり分からないけど、この時の段階では俺と咲はまだ恋人同士だし、
普通にSEXだってできるだろう。それが仮に、あの男が咲に許可を出ているからだけだとしても全然構わない。
いきなり訳もわからず振られるよりマシだ。この関係がいつまで続くのかも分からない。
だったらギリギリまで騙されてやろう。こっちが遊んでやろう。
その為に俺は咲を吹っ切る必要があった。決して情に流されるような事がないように。
心を揺らす事のないように。完璧な芝居をする為に。
490 名前:えっちな18禁さん 投稿日:2009/02/12(木) 01:37:05 ID:e4DkSkWE0
まず俺は、あの男の事が知りたかった。こっちも何も知らないんじゃ同じ土俵には立てないと思った。
一介のサラリーマンの俺じゃどうにもならないと思い、躊躇なく興信所に頼んだ。
依頼内容は「婚約者の浮気相手の身元調査」。実はこれ、普通の浮気調査より高かったんだけど
そうゆうものなの?俺、ボられた?まぁいいや。
取り敢えず水曜日の夜にだけ狙いを付けて四回張りついてもらう事になった。でも、バッチリ1日目でヒットした。
やっぱり水曜日ってのは決まっているみたいだった。
取り敢えず中間報告って事でわずか二週間ほどで報告書が出来た。中間報告って事だったけど、
最初に依頼した部分は全部埋まっていた。マジ興信所こえぇって思ったよ。
491 名前:えっちな18禁さん 投稿日:2009/02/12(木) 01:39:47 ID:e4DkSkWE0
一番ショックだったのが、あの男は、咲と同い年でまだ一応学生なんて身分だった事だ。
俺も初めは学生だとは思ったけど、こんな非常識な事が実際にできる奴なんだし、少なくとも俺より年上
の経験豊富な奴なんだと思い込んでいた。しかもこいつ、女と同棲してた。とゆうか女の家に転がり込んでいる状態だった。
よくこんな状態の奴の名前やら実家の住所まで二週間で調べられたなぁ、なんて感心した。
興信所は、同棲女の事とか奴の実家の収入とかも調べますか? なんて聞いてきたけど、全部断りこれがそのまま
最終報告書って事になった。
あと、興信所の人は色々助言をしてくれた。つうか、警告に近かったけど。
492 名前:えっちな18禁さん 投稿日:2009/02/12(木) 01:41:07 ID:e4DkSkWE0
まぁ平たく言えば、この調査報告を犯罪に使うなよ。って事だった。
守秘義務があるけど、裁判所とか警察なんかから開示依頼があればウチは全面的に協力するからね、
とか、例え本当に突発的なトラブルになったとしてもこうゆうコトした以上、なんらかの計画性があった。
なんて言われても文句言えないよ? とか、法的な段階踏まずに金銭の要求をしたら犯罪だよ。とか、
相手の不利益になるような情報を流すのも駄目だよ。とか、そんな感じ。
よっぽど俺がこういう事をしそうに見えるんだなぁと感じた。もしかしたら咲を見たときに、
むしろ俺こそがストーカーかなんかじゃないかと思われたのかもしれない。まぁ実際“婚約者”ってのは、
半分嘘みたいなものだし、仕方がないとは思ったけどね。
493 名前:えっちな18禁さん 投稿日:2009/02/12(木) 01:42:42 ID:e4DkSkWE0
とにかくこれで俺はあの男を知ることができた。ある意味、咲よりも詳しいかもしれない。
正直俺は、あの男に少なからず恐怖を感じていたんだ。基本的に俺はチビのもやし君だからね、
喧嘩になったらまずボコボコにされるのは俺の方で間違いない。
けど相手が年下の学生だなんてわかっただけでも、随分気分が楽になった。
“勝てるかも”なんて、咲を寝取られている時点で、もう完全に負けているんだけど思えるようになってた。
494 名前:えっちな18禁さん 投稿日:2009/02/12(木) 01:44:20 ID:e4DkSkWE0
さて、話は咲の方に戻ります。
あの「自傷」の夜から三日後俺たちは、久しぶりにデートらしいデートに出かけた。
俺が提案したコースだった。遊園地で遊んで学生の頃によく行った公園を歩いた。
夜はちゃんとしたホテルをとって、ちょっとお高いディナーを食べた。二人で沢山話して沢山笑った。
俺は自分でもびっくりする位普通に振る舞えた。完全に吹っ切る事で完璧に楽しむ事ができた。
悲しいけど、俺は本来こうゆう事が出来る人間なんだと知った。
夜、当然SEXをした。実は不安だったけど俺はいつもと決定的に違う事をしたんだ。
全然大した事ではないんだけど俺にとっては重要な第一歩だった。
496 名前:えっちな18禁さん 投稿日:2009/02/12(木) 01:49:53 ID:e4DkSkWE0
実は、俺は咲とゴムを付けずにした事がなかった。必ず使用した。
どうしても無いときは、我慢した。咲が「大丈夫だよ」と言っても頑なに拒否してきた。
それが男側の最低限のマナーだと信じていたし、そんな自分に少し酔っていた所もある。
でも、あの夜はじめて着けなかったんだ。あの日の事はホントよく覚えている。
正常位だった。いれた時、咲は少し驚い顔で「つけてないよね?」って。
俺は「いいんだ。駄目か?」と聞いたんだ。そしたら咲はにっこり微笑んで「いいよ」って答えた、
そして俺の首に腕を回し体を引き寄せて「大好き」って言ったんだ。
“萌え死ぬ”ってのはこうゆう事を言うんじゃないかって位クラクラきた。
言い訳みたいになるけど、俺自身五年以上ぶり位の感覚だったはずだ、それに多分一週間以上
自己処理をしていなかった事、なによりはじめての咲の本当の体温にめちゃくちゃ興奮したんだと思う。
一回目はホントすぐいっちゃったんだ。十秒ももたなかったと思う。
ヤバイってなって慌てて抜いたら出ちゃった、みたいな。
二人で目を丸くして、「え、もう?」ってなって爆笑した事をよく覚えている。
497 名前:えっちな18禁さん 投稿日:2009/02/12(木) 02:03:49 ID:e4DkSkWE0
その夜は、朝方まで何度も何度もした。
これは、純粋に疑問なんだけど。ゴムをするとしないでは女性側も感じ方は違うものなのかな?
男の方は全然違うし、その理屈も分かるんだけど…。 まぁ、とにかくあの夜の咲はいつもより凄く乱れた。
何度も俺にしがみついて、「大好き」って言った。腰を押し付けて、全身を震わせてイった。
俺が求めれば何度でも応えてくれた。くさい言い方だけど、三年間で一番熱い夜だったと思う。
でも、そんな最中でも左腕を意識すれば、あの日の感情をすぐに取り戻す事ができた。
胸の奧のずっと深い所、なにか黒くてドロドロした部分にあの日の俺がいつもいて、「ふざけるな」って睨み付けている感じ。
この感覚が湧き出るたびに俺は、「そうだよ。ふざけんなよ、くそ女」って心の中でさけんでいた。
結局、この奇妙な関係はここから五か月弱続く。
次の年の三月の頭、俺は咲と別れることになる。
498 名前:えっちな18禁さん 投稿日:2009/02/12(木) 02:10:58 ID:e4DkSkWE0
コピペはやっ。
とりあえず、今回はここまでです。もうすぐ終わります。
必ず最後まで書くのでもう少しおつきあいください。
ご紫煙ありがとう。おやすみなさい。
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