2009.02.08 Sunday
670 名前:姉寝取られ・パパイヤ 投稿日:2009/02/02(月) 19:17:38 ID:qwWvlFcy
午後の講義が終わると小田島孝彦は友人の都築洋一郎を誘って、喫茶店へ入った。
コーヒーを飲みながら新聞なんぞを読んでいると、やたらと不況についての見出しが
目に付き、再来年には卒業予定の二人を不安にさせた。なんでも今、日本は未曾有の
金融危機に見舞われ、世界各国の経済も破綻寸前だという。街には職を失った人々
が溢れ、デモが行われていると新聞には書かれており、今後、しばらくはこの状態が
続くとされていた。
「なあ、洋一郎。俺たち、大学出ても、就職できるのかな」
「分からんな。どうにでもなれって感じだ」
気の弱い孝彦は二年先の事を今から心配し、楽天的な洋一郎はあまり物事を深く考
えないせいか、もう興味はテレビ欄に移っている。
「俺たちの学校、はっきり言ってあまりいい大学じゃないだろ?先輩もたちも就活、滅
茶苦茶、大変そうだったぜ」
「だろうな」
「うちの姉貴も去年、就活してたけど、十社以上断られたもんな。やっとの事で外食チ
ェーンに入れたけど、ほとんど毎日、店に出て接客だってさ。やってる事はバイトと変
わらないってぼやいてる」
「お前の姉貴って、宏美さん?W大出てるのに?だったら俺たちなんて、書類審査すら
してもらえないぜ。まったく嫌になるな」
洋一郎はタバコを咥えながら、不景気な気分にさせる新聞を畳んだ。
「さて、これからどうしよう。お前、遊ぶほどの金あるか?」
洋一郎が尋ねると孝彦は首を振り、
「バイト代の支給は来週だ」
「俺も大して金持ってないな。とはいえこのままアパートへ帰るのもつまらん」
「じゃあ、俺んちに来るか。今日、姉貴が休みで家にいるけど」
「いいな。久しぶりに美人のお姉さんにも会ってみたい」
「決まったな。出ようぜ」
そうして二人は孝彦の車に乗り、喫茶店を後にした。単身で学生生活を送る洋一郎は
身軽な為、頻繁に小田島家を訪れており、宏美とも面識があった。宏美は実家から
離れて暮らす洋一郎に同情的で、彼が我が家へ来ると決まって歓待した。洋一郎もま
たそんな宏美を敬愛し、本当の姉に接するかのような態度を取り、小田島家へ溶け込
んでいる。それ故、あまり遠慮は必要なく、洋一郎は身一つで訪れれば良かった。
671 名前:姉寝取られ・パパイヤ 投稿日:2009/02/02(月) 19:20:03 ID:qwWvlFcy
自宅に着くと休みで在宅中だった宏美が、洋一郎の顔を見て、
「あら、洋一郎君。久しぶり」
「こんにちは」
「姉貴、絡むなよ」
孝彦は洋一郎の肩を叩き、自室へ行こうと言った。
「洋一郎君は今日、泊まっていくの?今日の夕飯、私が作るんだけど」
「ご相伴に預かってもいいんです?」
「いいわよ。どうせ、パパもママも帰ってくるの遅いし」
「そうしろよ。泊まりがけで、一杯やろうぜ」
「じゃあ、そうさせて貰おうかな」
「決まりね。腕によりをかけて作るから、楽しみにしていてね」
宏美はそう言って台所へ行き、夕飯の準備にかかった。男二人は孝彦の自室へ落ち着
きゲームで遊んでいると、洋一郎が妙な事を言い出した。
「宏美さん、いいよな。ユーモアがあって優しいし。その上、美人だ」
「そうかな」
「お前はいつも一緒にいるから分からないのかもしれないけど、宏美さん、美人だぞ」
「俺としては姉貴が美人とかは、どうでも良いからなあ」
「それはそうだろうが」
孝彦は洋一郎が姉を褒めちぎるのを単なる社交辞令だと思っていたが、どうやらそれ
ばかりではないらしいと思った。
ただ、年上の女性に憧れるという経験は誰にでもある事で、まさか本気で言い寄る訳でも
なしと、この時の孝彦は洋一郎の言葉をさほど重く受け止めてはいなかった。夕食は午後
七時きっかりに始まり、食卓には酒も供された。
「乾杯」
三人はビールの入ったグラスを掲げ、乾杯をした。洋一郎は真っ先にグラスを干し、
「うまい」
「まだあるわよ」
「あっ、すみません」
宏美がビールを洋一郎のグラスに注いでいる時、孝彦はまだ半分も飲んでいなかった。
もともと酒に弱く、洋一郎のように一気飲みなど出来る体質でもないのである。そのせい
で姉と友人が楽しそうにやり取りする様を、少し離れて見ているしかなかった。
「強いわね、洋一郎君」
「意地汚いだけです」
傍から見ると二人は恋人同士のようで、孝彦は洋一郎が友人でなければ姉ともお似合い
だなどと思いながら、ようやく一杯目のビールを飲み干した。
「姉貴、俺にもおかわり」
「はいはい」
洋一郎の時とはうってかわって、えらくぞんないな態度で宏美はビールを注いでくれた。
もっとも姉の弟への態度とは常にそんな感じなので、孝彦は別にどうとも思わず二杯目
のビールに口をつけたのである。
672 名前:姉寝取られ・パパイヤ 投稿日:2009/02/02(月) 19:23:47 ID:qwWvlFcy
孝彦は軽い頭痛のおかげで目を覚ました。遊びに来た洋一郎と姉と三人で飲んでい
た筈だが、いつの間にか自室のベッドで寝ており、布団もしっかりとかけてある。
「寝ちまったのか・・・」
運んでくれたのは洋一郎だろうが、当の本人の姿はない。まだ飲んでいるのかそれと
も姉と飲み比べでもしてつぶれているのかもしれないが、いずれにしても喉が渇くので、
孝彦は台所へ向かう事にした。
「ん?」
階段を降りた時、居間の明かりが煌々とついている事に気がつき、孝彦の足が止まる。
ふとガラス張りの扉から中をのぞくと、裸の男女の姿があった。
(あっ、あれは・・・)
仁王立ちになった洋一郎の前に傅き、肉棒を咥え込む宏美の様子が目に飛び込んで
きて、孝彦は驚愕した。一体、何がどうなっているのだろうか。自分が寝ている僅かな
間に何が起こったのだろうと、嫌な汗が出るほどに緊張した。宏美は洋一郎の巨大な
肉棒を懸命に咥え、頭を前後させて奉仕している。宏美は美しい顔を顰めながら、髪
を振り乱しての献身ぶりで、洋一郎は完全に支配者の立場にあった。
「気持ち良いですよ、宏美さん」
洋一郎の手が宏美の乳房に伸び、小さな突起を指で啄ばんだ。それを左右に回すと
宏美の体はビクビクと震えた。孝彦の目から見た姉の後姿は細身で美しく、それでいて
淫靡であった。時に宏美の横顔が見られると、肉棒を飲み込むいやらしい表情が確か
められ、孝彦の気持ちを異様なまでに追い詰めた。あの姉が何故、と自問を繰り返し、
握り締めた手から汗が滴り落ちる。そのうちに宏美が肉棒から口を離し、矢鱈と大きな
武器に手をやり、
「凄いのね、洋一郎君のって。だいぶん、女の子を泣かせたんじゃないの?」
「そうでもないです。それにしても宏美さんは大人だけあって、フェラも上手ですね」
「ふふっ、褒めても何もでないわよ」
「もう十分にもてなしてもらってますよ。これ以上を望んだら、罰が当たる」
「ああ、それにしても大きいわぁ・・・」
宏美はもう一度、肉棒を咥え込むと、今度は更に深く濃厚な愛撫を洋一郎に捧げた。
その上で自らも下半身に手を伸ばし、女が最も感じる場所を弄るのである。孝彦から
は姉の尻が丸見えで、陰になった部分で指が淫らな動きに終始している事が見て取
れた。二人は完全に大人の付き合いをしている。そう思うと胃がかっと熱くなり、冷や
汗が出た。姉が自分の友人とそういう関係になるというのはまったくの予想外で、あっ
てはならない事のように思われた。だが、現実に宏美が洋一郎に奉仕している様を
見ると、孝彦は絶望的な気持ちにならざるを得なかった。
673 名前:姉寝取られ・パパイヤ 投稿日:2009/02/02(月) 19:28:02 ID:qwWvlFcy
「んぐぐっ、うんんッ・・・」
宏美はまだ口唇愛撫を続け、尻を振っている。洋一郎はそんな宏美を見下ろし、これ
以上ないくらいの得意顔だった。孝彦は姉を蔑まれているような気がして、洋一郎を激
しく憎んだ。そして宏美を哀れみ、自分だけが疎外されている事に焦燥感を覚える。姉
がどこの誰と付き合おうと構わない。しかし、洋一郎だけは駄目だ。洋一郎は自分の友
人である。姉がそういう人間と付き合う事など、孝彦には耐えられなかった。同級生が
自分の姉の味を知っている。それだけでもう小心な孝彦は気が狂いそうになる。
また、たとえ洋一郎が姉と付き合ったとしても、自分は精神的な下位に立たされるだろう。
その事が孝彦のプライドをいたく傷つけるのである。お前の姉の体を俺は知っているぞ、
と、相手が思っているかも知れないと考えると、とてもではないが友達付き合いなど出来
る訳もなく、顔だって合わせたくないのが人情であろう。しかし、今、目の前で起きている
事は孝彦にとって最悪の状況でしかなく、覆しようの無い現実だった。そして、肉棒への
奉仕に飽きた洋一郎が、宏美にとどめの一言を放つ。
「宏美さん、尻をこっちに向けてくださいよ」
「ああ、洋一郎君、早くぅ・・・」
「焦らなくても、今、ぶちこんであげますよ」
宏美はソファに体を預け、尻を高く上げて恥ずかしいおねだりをした。自ら女穴に手を
伸ばし、花弁を左右に押し開いて逞しい洋一郎の肉棒をここへ入れて欲しいと呟くので
ある。そして洋一郎はついに肉棒を手にし、尻を振ってねだる宏美に圧し掛かった。
「はああ・・・ん・・・んんッ・・・お、大きい・・・わ」
肉棒はもったいつけるかのように、少しずつ、少しずつ入っていった。そして半分も埋まっ
た所で、洋一郎は一気に奥まで挿入する。
「あううッ!」
宏美は体を弾ませ、突き込まれた肉棒のせいで背を反らして足を奮わせた。流石は大物
という所か、宏美の女穴は見ている孝彦が痛々しく思うほど拡張されていた。
「どうですか?」
「と、届いちゃってるわ・・・見た目通りよ。凄いわ」
「喜んでもらって俺も嬉しいです」
「ただ大きいだけじゃないの・・・太くて、とても硬いわ。こんなの初めてよ」
「じゃあ、動かしますよ」
「はああ・・・ん」
肉棒が前後すると宏美はうっとりとした表情になり、乱れた髪を手で梳いた。
674 名前:姉寝取られ・パパイヤ 投稿日:2009/02/02(月) 19:29:57 ID:qwWvlFcy
洋一郎が腰を動かすとソファが軋み、宏美の乳房が前後に揺れる。後は居間にギシ
ギシという乾いた音が響き、姉のすすり泣く声ばかりが孝彦の耳に届いた。孝彦は
股間に熱い血が流れるのを感じていた。もっといえば興奮し、肉棒を硬化させていた。
それでも姉が洋一郎とそういう関係になっている事が許せなかった。他のどんな男と
付き合おうとどうでも良い。ただ、洋一郎だけはない。あってはならないと何度も心の
中で叫んだ。酒の力でこうなったのだろうか。それとも以前から姉、洋一郎どちらとも
相手を良い感じだと思っていたのかもしれない。それでも洋一郎という選択は無い。
だがすでに関係を結んだ二人に何か言う事も出来ず、孝彦は絶望感に打ちひしがれ
ながら、自室へと帰っていった。ベッドへ寝転んだが眠れるはずも無く、姉が階下で
洋一郎に犯される姿ばかりが脳内で像を結んだ。そして、洋一郎が自分を見下すよう
な、惨めな妄想にかられた。思い悩むうちに洋一郎へ対して殺意まで芽生えたが、
それで何が解決するのかと自問すると、答えは出なかった。そうして悶々としつつ、夜
が明けるのを孝彦はひたすら待ったのである。
翌朝、孝彦は最悪の気分で目を覚ました。これまで歩んできた人生の中で、これほど
目覚め悪い朝は無かった。隣には布団に包まった洋一郎がいて、微かな寝息を立て
ている。いつ入ってきたのかは分からないが、少なくとも孝彦が懊悩した数時間は姉
と一緒にいた事になる。その間、何度、姉を抱いたのか。そして、何度絶頂へ導いた
のか・・・そういう事を考えていると、洋一郎が目を覚ました。
「おう、おはようさん」
「・・・おう」
自分でも素っ気無いとは思ったが、孝彦は小さな声で挨拶を返した。姉をたっぷり楽し
んだ男に挨拶してやる必要など無いように思えた。
「お前、酒弱いな。真っ先に潰れやがって」
「生まれつきだ」
「俺がここまで運んでやったんだぜ。感謝しろよな」
「ああ」
孝彦は何を言ってやがると内心思ったが、口には出さなかった。そのうちに宏美が部屋
に現れ、
「朝ごはん、出来てるわよ」
「あっ、いただきます」
洋一郎はさっさと立ち上がり、宏美に伴われて部屋を出て行った。
675 名前:姉寝取られ・パパイヤ 投稿日:2009/02/02(月) 19:32:33 ID:qwWvlFcy
時計を見ると午前九時。両親はすでに仕事に出ており、台所には誰もいなかった。
「ほら、二人ともさっさとご飯食べちゃって」
宏美はいたって普通で、昨夜、淫靡に洋一郎を誘った女にはとても見えなかった。薄化
粧をし、すっかりと仕事に出かける社会人という雰囲気になっている。
「いただきます」
洋一郎はテーブルにつき、手を合わせたかと思うと飯をかきこみ始めたが、孝彦は食欲
がない。まだ昨夜の悪夢が心をかき乱しているようだった。
「宏美さん、仕事は何時から?」
「今日は本社勤務だから、十時までに行けば良いわ」
宏美はあの時、肉棒を咥え込んでいた唇で食事をしている。孝彦は姉の口元をしばらく
眺めてから席を立った。
「どうしたの?ご飯は?」
「二日酔いかな・・・食べたくない。悪いが洋一郎、俺、寝てるわ。学校へは姉貴に送って
貰ってくれ」
「大丈夫か?俺、みてようか」
「大げさよ、洋一郎君。二日酔いなんて寝てれば治るわ」
宏美はそう言うと、甲斐甲斐しく洋一郎の世話を焼き始めた。昨晩、たっぷり楽しませて
くれた男なのだ。世話を焼きたくて仕方が無いのだろうと孝彦は思いつつ、重い足取りで
自室へと向かう。
「じゃあ、俺は出かけるけど、何かあったら電話をくれよな」
階下からそんな声も聞こえたが、孝彦は返事をしなかった。そして姉の車が出て行く音を
確認してから、
「ちくしょう!」
そう叫びながら、部屋中の物に当たった。時計、携帯電話、雑誌などを手当たり次第に掴
み、壁へ投げつけた。
車中で二人はきっと楽しそうに今後の事について話をするに違いない。姉は洋一郎の女
になったのだ。そして自分はその事に気づかないふりをし、学生生活を送るのだろう。孝彦
は別に姉を愛している訳ではない。たかが洋一郎ごときに体を許してしまう軽さが嫌だった。
「ちくしょう!」
暴れ疲れると孝彦はベッドへ体を放り出し、寝転がった。そして姉が洋一郎に犯される妄想
に苛まれながら、のた打ち回るのであった。
おしまい
「分からんな。どうにでもなれって感じだ」
気の弱い孝彦は二年先の事を今から心配し、楽天的な洋一郎はあまり物事を深く考
えないせいか、もう興味はテレビ欄に移っている。
「俺たちの学校、はっきり言ってあまりいい大学じゃないだろ?先輩もたちも就活、滅
茶苦茶、大変そうだったぜ」
「だろうな」
「うちの姉貴も去年、就活してたけど、十社以上断られたもんな。やっとの事で外食チ
ェーンに入れたけど、ほとんど毎日、店に出て接客だってさ。やってる事はバイトと変
わらないってぼやいてる」
「お前の姉貴って、宏美さん?W大出てるのに?だったら俺たちなんて、書類審査すら
してもらえないぜ。まったく嫌になるな」
洋一郎はタバコを咥えながら、不景気な気分にさせる新聞を畳んだ。
「さて、これからどうしよう。お前、遊ぶほどの金あるか?」
洋一郎が尋ねると孝彦は首を振り、
「バイト代の支給は来週だ」
「俺も大して金持ってないな。とはいえこのままアパートへ帰るのもつまらん」
「じゃあ、俺んちに来るか。今日、姉貴が休みで家にいるけど」
「いいな。久しぶりに美人のお姉さんにも会ってみたい」
「決まったな。出ようぜ」
そうして二人は孝彦の車に乗り、喫茶店を後にした。単身で学生生活を送る洋一郎は
身軽な為、頻繁に小田島家を訪れており、宏美とも面識があった。宏美は実家から
離れて暮らす洋一郎に同情的で、彼が我が家へ来ると決まって歓待した。洋一郎もま
たそんな宏美を敬愛し、本当の姉に接するかのような態度を取り、小田島家へ溶け込
んでいる。それ故、あまり遠慮は必要なく、洋一郎は身一つで訪れれば良かった。
671 名前:姉寝取られ・パパイヤ 投稿日:2009/02/02(月) 19:20:03 ID:qwWvlFcy
自宅に着くと休みで在宅中だった宏美が、洋一郎の顔を見て、
「あら、洋一郎君。久しぶり」
「こんにちは」
「姉貴、絡むなよ」
孝彦は洋一郎の肩を叩き、自室へ行こうと言った。
「洋一郎君は今日、泊まっていくの?今日の夕飯、私が作るんだけど」
「ご相伴に預かってもいいんです?」
「いいわよ。どうせ、パパもママも帰ってくるの遅いし」
「そうしろよ。泊まりがけで、一杯やろうぜ」
「じゃあ、そうさせて貰おうかな」
「決まりね。腕によりをかけて作るから、楽しみにしていてね」
宏美はそう言って台所へ行き、夕飯の準備にかかった。男二人は孝彦の自室へ落ち着
きゲームで遊んでいると、洋一郎が妙な事を言い出した。
「宏美さん、いいよな。ユーモアがあって優しいし。その上、美人だ」
「そうかな」
「お前はいつも一緒にいるから分からないのかもしれないけど、宏美さん、美人だぞ」
「俺としては姉貴が美人とかは、どうでも良いからなあ」
「それはそうだろうが」
孝彦は洋一郎が姉を褒めちぎるのを単なる社交辞令だと思っていたが、どうやらそれ
ばかりではないらしいと思った。
ただ、年上の女性に憧れるという経験は誰にでもある事で、まさか本気で言い寄る訳でも
なしと、この時の孝彦は洋一郎の言葉をさほど重く受け止めてはいなかった。夕食は午後
七時きっかりに始まり、食卓には酒も供された。
「乾杯」
三人はビールの入ったグラスを掲げ、乾杯をした。洋一郎は真っ先にグラスを干し、
「うまい」
「まだあるわよ」
「あっ、すみません」
宏美がビールを洋一郎のグラスに注いでいる時、孝彦はまだ半分も飲んでいなかった。
もともと酒に弱く、洋一郎のように一気飲みなど出来る体質でもないのである。そのせい
で姉と友人が楽しそうにやり取りする様を、少し離れて見ているしかなかった。
「強いわね、洋一郎君」
「意地汚いだけです」
傍から見ると二人は恋人同士のようで、孝彦は洋一郎が友人でなければ姉ともお似合い
だなどと思いながら、ようやく一杯目のビールを飲み干した。
「姉貴、俺にもおかわり」
「はいはい」
洋一郎の時とはうってかわって、えらくぞんないな態度で宏美はビールを注いでくれた。
もっとも姉の弟への態度とは常にそんな感じなので、孝彦は別にどうとも思わず二杯目
のビールに口をつけたのである。
672 名前:姉寝取られ・パパイヤ 投稿日:2009/02/02(月) 19:23:47 ID:qwWvlFcy
孝彦は軽い頭痛のおかげで目を覚ました。遊びに来た洋一郎と姉と三人で飲んでい
た筈だが、いつの間にか自室のベッドで寝ており、布団もしっかりとかけてある。
「寝ちまったのか・・・」
運んでくれたのは洋一郎だろうが、当の本人の姿はない。まだ飲んでいるのかそれと
も姉と飲み比べでもしてつぶれているのかもしれないが、いずれにしても喉が渇くので、
孝彦は台所へ向かう事にした。
「ん?」
階段を降りた時、居間の明かりが煌々とついている事に気がつき、孝彦の足が止まる。
ふとガラス張りの扉から中をのぞくと、裸の男女の姿があった。
(あっ、あれは・・・)
仁王立ちになった洋一郎の前に傅き、肉棒を咥え込む宏美の様子が目に飛び込んで
きて、孝彦は驚愕した。一体、何がどうなっているのだろうか。自分が寝ている僅かな
間に何が起こったのだろうと、嫌な汗が出るほどに緊張した。宏美は洋一郎の巨大な
肉棒を懸命に咥え、頭を前後させて奉仕している。宏美は美しい顔を顰めながら、髪
を振り乱しての献身ぶりで、洋一郎は完全に支配者の立場にあった。
「気持ち良いですよ、宏美さん」
洋一郎の手が宏美の乳房に伸び、小さな突起を指で啄ばんだ。それを左右に回すと
宏美の体はビクビクと震えた。孝彦の目から見た姉の後姿は細身で美しく、それでいて
淫靡であった。時に宏美の横顔が見られると、肉棒を飲み込むいやらしい表情が確か
められ、孝彦の気持ちを異様なまでに追い詰めた。あの姉が何故、と自問を繰り返し、
握り締めた手から汗が滴り落ちる。そのうちに宏美が肉棒から口を離し、矢鱈と大きな
武器に手をやり、
「凄いのね、洋一郎君のって。だいぶん、女の子を泣かせたんじゃないの?」
「そうでもないです。それにしても宏美さんは大人だけあって、フェラも上手ですね」
「ふふっ、褒めても何もでないわよ」
「もう十分にもてなしてもらってますよ。これ以上を望んだら、罰が当たる」
「ああ、それにしても大きいわぁ・・・」
宏美はもう一度、肉棒を咥え込むと、今度は更に深く濃厚な愛撫を洋一郎に捧げた。
その上で自らも下半身に手を伸ばし、女が最も感じる場所を弄るのである。孝彦から
は姉の尻が丸見えで、陰になった部分で指が淫らな動きに終始している事が見て取
れた。二人は完全に大人の付き合いをしている。そう思うと胃がかっと熱くなり、冷や
汗が出た。姉が自分の友人とそういう関係になるというのはまったくの予想外で、あっ
てはならない事のように思われた。だが、現実に宏美が洋一郎に奉仕している様を
見ると、孝彦は絶望的な気持ちにならざるを得なかった。
673 名前:姉寝取られ・パパイヤ 投稿日:2009/02/02(月) 19:28:02 ID:qwWvlFcy
「んぐぐっ、うんんッ・・・」
宏美はまだ口唇愛撫を続け、尻を振っている。洋一郎はそんな宏美を見下ろし、これ
以上ないくらいの得意顔だった。孝彦は姉を蔑まれているような気がして、洋一郎を激
しく憎んだ。そして宏美を哀れみ、自分だけが疎外されている事に焦燥感を覚える。姉
がどこの誰と付き合おうと構わない。しかし、洋一郎だけは駄目だ。洋一郎は自分の友
人である。姉がそういう人間と付き合う事など、孝彦には耐えられなかった。同級生が
自分の姉の味を知っている。それだけでもう小心な孝彦は気が狂いそうになる。
また、たとえ洋一郎が姉と付き合ったとしても、自分は精神的な下位に立たされるだろう。
その事が孝彦のプライドをいたく傷つけるのである。お前の姉の体を俺は知っているぞ、
と、相手が思っているかも知れないと考えると、とてもではないが友達付き合いなど出来
る訳もなく、顔だって合わせたくないのが人情であろう。しかし、今、目の前で起きている
事は孝彦にとって最悪の状況でしかなく、覆しようの無い現実だった。そして、肉棒への
奉仕に飽きた洋一郎が、宏美にとどめの一言を放つ。
「宏美さん、尻をこっちに向けてくださいよ」
「ああ、洋一郎君、早くぅ・・・」
「焦らなくても、今、ぶちこんであげますよ」
宏美はソファに体を預け、尻を高く上げて恥ずかしいおねだりをした。自ら女穴に手を
伸ばし、花弁を左右に押し開いて逞しい洋一郎の肉棒をここへ入れて欲しいと呟くので
ある。そして洋一郎はついに肉棒を手にし、尻を振ってねだる宏美に圧し掛かった。
「はああ・・・ん・・・んんッ・・・お、大きい・・・わ」
肉棒はもったいつけるかのように、少しずつ、少しずつ入っていった。そして半分も埋まっ
た所で、洋一郎は一気に奥まで挿入する。
「あううッ!」
宏美は体を弾ませ、突き込まれた肉棒のせいで背を反らして足を奮わせた。流石は大物
という所か、宏美の女穴は見ている孝彦が痛々しく思うほど拡張されていた。
「どうですか?」
「と、届いちゃってるわ・・・見た目通りよ。凄いわ」
「喜んでもらって俺も嬉しいです」
「ただ大きいだけじゃないの・・・太くて、とても硬いわ。こんなの初めてよ」
「じゃあ、動かしますよ」
「はああ・・・ん」
肉棒が前後すると宏美はうっとりとした表情になり、乱れた髪を手で梳いた。
674 名前:姉寝取られ・パパイヤ 投稿日:2009/02/02(月) 19:29:57 ID:qwWvlFcy
洋一郎が腰を動かすとソファが軋み、宏美の乳房が前後に揺れる。後は居間にギシ
ギシという乾いた音が響き、姉のすすり泣く声ばかりが孝彦の耳に届いた。孝彦は
股間に熱い血が流れるのを感じていた。もっといえば興奮し、肉棒を硬化させていた。
それでも姉が洋一郎とそういう関係になっている事が許せなかった。他のどんな男と
付き合おうとどうでも良い。ただ、洋一郎だけはない。あってはならないと何度も心の
中で叫んだ。酒の力でこうなったのだろうか。それとも以前から姉、洋一郎どちらとも
相手を良い感じだと思っていたのかもしれない。それでも洋一郎という選択は無い。
だがすでに関係を結んだ二人に何か言う事も出来ず、孝彦は絶望感に打ちひしがれ
ながら、自室へと帰っていった。ベッドへ寝転んだが眠れるはずも無く、姉が階下で
洋一郎に犯される姿ばかりが脳内で像を結んだ。そして、洋一郎が自分を見下すよう
な、惨めな妄想にかられた。思い悩むうちに洋一郎へ対して殺意まで芽生えたが、
それで何が解決するのかと自問すると、答えは出なかった。そうして悶々としつつ、夜
が明けるのを孝彦はひたすら待ったのである。
翌朝、孝彦は最悪の気分で目を覚ました。これまで歩んできた人生の中で、これほど
目覚め悪い朝は無かった。隣には布団に包まった洋一郎がいて、微かな寝息を立て
ている。いつ入ってきたのかは分からないが、少なくとも孝彦が懊悩した数時間は姉
と一緒にいた事になる。その間、何度、姉を抱いたのか。そして、何度絶頂へ導いた
のか・・・そういう事を考えていると、洋一郎が目を覚ました。
「おう、おはようさん」
「・・・おう」
自分でも素っ気無いとは思ったが、孝彦は小さな声で挨拶を返した。姉をたっぷり楽し
んだ男に挨拶してやる必要など無いように思えた。
「お前、酒弱いな。真っ先に潰れやがって」
「生まれつきだ」
「俺がここまで運んでやったんだぜ。感謝しろよな」
「ああ」
孝彦は何を言ってやがると内心思ったが、口には出さなかった。そのうちに宏美が部屋
に現れ、
「朝ごはん、出来てるわよ」
「あっ、いただきます」
洋一郎はさっさと立ち上がり、宏美に伴われて部屋を出て行った。
675 名前:姉寝取られ・パパイヤ 投稿日:2009/02/02(月) 19:32:33 ID:qwWvlFcy
時計を見ると午前九時。両親はすでに仕事に出ており、台所には誰もいなかった。
「ほら、二人ともさっさとご飯食べちゃって」
宏美はいたって普通で、昨夜、淫靡に洋一郎を誘った女にはとても見えなかった。薄化
粧をし、すっかりと仕事に出かける社会人という雰囲気になっている。
「いただきます」
洋一郎はテーブルにつき、手を合わせたかと思うと飯をかきこみ始めたが、孝彦は食欲
がない。まだ昨夜の悪夢が心をかき乱しているようだった。
「宏美さん、仕事は何時から?」
「今日は本社勤務だから、十時までに行けば良いわ」
宏美はあの時、肉棒を咥え込んでいた唇で食事をしている。孝彦は姉の口元をしばらく
眺めてから席を立った。
「どうしたの?ご飯は?」
「二日酔いかな・・・食べたくない。悪いが洋一郎、俺、寝てるわ。学校へは姉貴に送って
貰ってくれ」
「大丈夫か?俺、みてようか」
「大げさよ、洋一郎君。二日酔いなんて寝てれば治るわ」
宏美はそう言うと、甲斐甲斐しく洋一郎の世話を焼き始めた。昨晩、たっぷり楽しませて
くれた男なのだ。世話を焼きたくて仕方が無いのだろうと孝彦は思いつつ、重い足取りで
自室へと向かう。
「じゃあ、俺は出かけるけど、何かあったら電話をくれよな」
階下からそんな声も聞こえたが、孝彦は返事をしなかった。そして姉の車が出て行く音を
確認してから、
「ちくしょう!」
そう叫びながら、部屋中の物に当たった。時計、携帯電話、雑誌などを手当たり次第に掴
み、壁へ投げつけた。
車中で二人はきっと楽しそうに今後の事について話をするに違いない。姉は洋一郎の女
になったのだ。そして自分はその事に気づかないふりをし、学生生活を送るのだろう。孝彦
は別に姉を愛している訳ではない。たかが洋一郎ごときに体を許してしまう軽さが嫌だった。
「ちくしょう!」
暴れ疲れると孝彦はベッドへ体を放り出し、寝転がった。そして姉が洋一郎に犯される妄想
に苛まれながら、のた打ち回るのであった。
おしまい
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