2007.01.13 Saturday
133 名前:凌辱学舎8 ◆CSwCzse3V2
投稿日:2007/01/04(木) 00:41:37 ID:UoCRTosK
豪奢な部屋の中央に白い影がある。
東堂院楓(とうどういん・かえで)は大きな姿見の前で、一糸まとわぬ裸身をあらわにしていた。
生まれて初めて男を迎え入れた裸体が、目の前に映っている。恋する人にだけ捧げようと大切に
守ってきた純潔だった。だがそれは一時間前、無残に散らされてしまった。
あの男、篠原龍次の手によって。
暴力的に。なすすべもなく。
誰の侵入も許したことのなかった処女地へ強引に押し入り、思う存分貫き、己の子種をまき散ら
していった。
「篠原に犯されるなんて──」
楓は、ぎり、と奥歯をかみ締めた。屈辱感が後から後から湧き上がってくる。
脳裏をよぎるのは、わずか一時間ほど前の出来事。
乙女にとって一生の思い出となるはずの初体験だったのに、しかも好きでもない男とのセックス
で、我を忘れるほど感じてしまった。すさまじいまでのオルガスムスだった。
そして理性がクラッシュした状態で、龍次の奴隷になることを誓わされた。
「だけど──」
彼女が本当に想っている相手は、いつだってひとりだけ。
「涼……あたしは純潔な体じゃなくなってしまったけれど、心まで売り渡していないから。だから
──あなたは許してくれるわよね? あんな薄汚い牝犬じゃなく、あたしを選んでくれるわよね?」
楓は目の前の姿見を殴りつけた。
甲高い音とともに、鏡面に無数の亀裂が入る。彼女の拳が裂け、噴き出した血が鏡を赤く染め上
げる。
──このまま、あいつの奴隷になるなんて真っ平よ。
冷静に立ち戻った楓は再び思考する。
彼女にとってもっとも大切な存在を手に入れる方法を。処女を失ってしまったが、涼に対する思
いはなんら色あせてはいない。龍次に隷属を誓わされたのは、しょせん快楽で一時的に理性が吹き
飛んでいたからだ。
「もう一度、篠原を利用してやるわ」
自分のバージンを奪った憎い男だが、利用価値はある。
「あたしが最終的に涼を手に入れれば、それで勝ちだもの」
楓の口の端に笑みが浮かんだ。
豪奢な部屋の中央に白い影がある。
東堂院楓(とうどういん・かえで)は大きな姿見の前で、一糸まとわぬ裸身をあらわにしていた。
生まれて初めて男を迎え入れた裸体が、目の前に映っている。恋する人にだけ捧げようと大切に
守ってきた純潔だった。だがそれは一時間前、無残に散らされてしまった。
あの男、篠原龍次の手によって。
暴力的に。なすすべもなく。
誰の侵入も許したことのなかった処女地へ強引に押し入り、思う存分貫き、己の子種をまき散ら
していった。
「篠原に犯されるなんて──」
楓は、ぎり、と奥歯をかみ締めた。屈辱感が後から後から湧き上がってくる。
脳裏をよぎるのは、わずか一時間ほど前の出来事。
乙女にとって一生の思い出となるはずの初体験だったのに、しかも好きでもない男とのセックス
で、我を忘れるほど感じてしまった。すさまじいまでのオルガスムスだった。
そして理性がクラッシュした状態で、龍次の奴隷になることを誓わされた。
「だけど──」
彼女が本当に想っている相手は、いつだってひとりだけ。
「涼……あたしは純潔な体じゃなくなってしまったけれど、心まで売り渡していないから。だから
──あなたは許してくれるわよね? あんな薄汚い牝犬じゃなく、あたしを選んでくれるわよね?」
楓は目の前の姿見を殴りつけた。
甲高い音とともに、鏡面に無数の亀裂が入る。彼女の拳が裂け、噴き出した血が鏡を赤く染め上
げる。
──このまま、あいつの奴隷になるなんて真っ平よ。
冷静に立ち戻った楓は再び思考する。
彼女にとってもっとも大切な存在を手に入れる方法を。処女を失ってしまったが、涼に対する思
いはなんら色あせてはいない。龍次に隷属を誓わされたのは、しょせん快楽で一時的に理性が吹き
飛んでいたからだ。
「もう一度、篠原を利用してやるわ」
自分のバージンを奪った憎い男だが、利用価値はある。
「あたしが最終的に涼を手に入れれば、それで勝ちだもの」
楓の口の端に笑みが浮かんだ。
134 名前:凌辱学舎8 ◆CSwCzse3V2 投稿日:2007/01/04(木) 00:42:20 ID:UoCRTosK
校舎裏に、肉と肉のぶつかる音と少女の喘ぎ声とが妖艶なハーモニーを奏でている。
逞しい体つきをした金髪の少年が、亜麻色の髪の美少女を犯していた。彼の動きに合わせて、セ
ミロングの髪の毛が舞い踊る。
彼──篠原龍次(しのはら・りゅうじ)は大企業『篠原コンツェルン』の御曹司として生を受け
た。生まれたときから人の上に立つことを義務付けられた一族。生まれながらの王。
だが彼は──親の敷いたレールを歩くことを拒否した。
上の二人の兄は、順調にエリートコースを歩んでいる。超一流の大学を出て、決められた出世コ
ースを超特急で通過。末は社長や会長にまで昇りつめるだろう。
だが、龍次にはできない。
無論その気になれば、兄たちと同じことができた。いや、能力だけで言うなら、二人の兄を凌ぐ
自信がある。いずれは龍次こそが、篠原コンツェルンのトップに君臨することも不可能ではないだ
ろう。
だが決められたレールの上を走るだけの人生を、彼はどうしても受け入れられなかった。自分が
歩く道は、自分の手で切り開いていきたかった。
だから龍次は道を外れた。
どうすれば、自分が望む道を歩めるのか──まるで見当もつかない。いつしか龍次はただもがき、
あがき、闇雲に暴れるだけの狂犬へと成り下がっていた。行き場のないエネルギーをぶつけるかの
ように。
喧嘩で相手を傷つけたことは数え切れない。何人もの女を犯してきた。
罪悪感はない。だが満足感もない。満たされない。
どれだけ刺激を重ねても──
「退屈なんだよ、くそっ……!」
沢木美緒(さわき・みお)の中心部に己の分身を打ち込みながら、龍次が叫ぶ。美緒の両脚を脇
に抱え、ぬちゅっ、ぬちゅっ、と肉棒を打ち込んでいく。
「あっ、はぁっ、気持ちイイ……」
美緒は両目を閉じて嬌声をあげた。しなやかな裸身が弓なりになり、あごが上向く。自分から腰
を回すようにして、龍次の突き込みを迎え撃つ。
ピストン運動を繰り返すたびに、雄大な乳房がダイナミックに揺れ動いた。みずから腰を動かす
だけでは飽き足りないのか、両乳房を自分自身で鷲づかみにし、荒々しく揉みしだく。
「はあ、はあ、もっと突いて! もっと、もっとぉ」
口から涎を垂らしながら美緒が絶叫した。明るくスポーツ好きだった少女の面影はもはやどこに
もない。そこにいるのは貪欲に快楽を求める一匹の牝だった。
(随分と乱れるようになったもんだぜ)
龍次はピストンを続けながら、口にくわえたタバコから紫煙を吐き出した。
135 名前:凌辱学舎8 ◆CSwCzse3V2 投稿日:2007/01/04(木) 00:43:26 ID:UoCRTosK
初めて犯したとき、美緒の男性経験は皆無だった。膣の粘膜は初々しくまだまだ硬かった。だが
この数週間、何度も体を重ねたことで、美緒の性感はかなり開発されたようだ。龍次は調子に乗っ
てさらに腰をたたきつけていく。
学園でもトップクラスの美少女が快楽によだれを垂らし、自分の前に屈服している。男として最
上の征服感を味わえるシチュエーションだ。
だが龍次の気持ちはどこか冷めていた。
こうして美緒を抱きながらも、頭の片隅にもう一人の美少女の姿がちらつく。
おとなしげで清楚な美貌。優しげな笑顔。そして抜群の感度を誇る、淫らな体。
天道沙夜──
今まで何人もの女を犯してきたが、こんな風に執着したことはなかった。自分らしくない。まる
で青臭い恋愛をしているようだ。
と、
「駄目、あたし……もう駄目、もうイキそうっ!」
美緒が呼吸を大きくはずませた。すらりとした裸身が汗ばみ、薔薇色に上気している。指先をか
みしめ、ぶるぶると全身を震わせたかと思うと、キュッと膣内が収縮した。まるで精液を搾り取る
かのように、龍次の分身を強く締め付ける。
「お願い、イカせて……イカせてくださいっ」
潤んだ瞳で哀願され、龍次は腰の動きを一気に加速させた。美緒の胎内で肉ヒダがうごめき、張
り詰めたペニスを締め上げる。たちまち痺れるような射精感が腰のあたりに駆け登った。
「ううっ、くっ、出すぞッ……!」
「出して! あたしの中に!」
龍次たち二人の体が折り重なり、びくんびくん、と下半身が震えた。避妊具などもちろんつけて
いない。遠慮なく、美緒の膣にドクドクと射精する。
「ああーっ……!」
龍次が自分の胎内でイッたことを感じ取り、美緒は嬉しそうに歓声を上げた。ぶるぶると腰を揺
すり、龍次はゆっくりと体を離す。ペニスを引き抜くと膣孔の縁から、ごぽり、と白い精液があふ
れ出した。
と──、
「随分とお楽しみじゃない。ここは学校なのよ。ラブホテルじゃないんだけどね」
建物の陰から一人の少女が歩み出る。突風に、ポニーテールにした髪とプリーツスカートが軽や
かに舞った。
「ふん、また俺に犯されに来たのか」
龍次はスラックスを履きながらうそぶいた。
136 名前:凌辱学舎8 ◆CSwCzse3V2 投稿日:2007/01/04(木) 00:44:06 ID:UoCRTosK
「っ……!」
この間のレイプをあらためて思い起こさせるような言葉に、楓は屈辱で顔を歪める。
二人の視線が空中でぶつかりあった。
龍次は、この間の出来事を思い起こす。武道場で彼女をたたき伏せ、力ずくで処女を奪ってやっ
た。初めてのセックスだというのに、彼女は絶頂に達し、龍次に屈従した。
だがいくら快楽に溺れていたとはいえ、楓がそう簡単に屈服するとは思えない。体は奪われても、
心までは奪われない。そういう女だ。
「この間のことをどうこう言いに来たわけじゃないわ」
楓は、気を取り直したように告げた。ポニーテールをかきあげ、自信たっぷりに龍次を見据える。
強気にあふれた、いつもの視線。
「沙夜のことで来たの。あなたの本心は分かっているもの」
「なに」
「彼女の身も心も、自分のものにしたいんでしょう? すべてを貪りつくしたいのよ。違う?」
龍次の眉がぴくり、と動く。
「あたしたちは協力できるはずよ。お互いの利害が一致しているもの」
楓の口の端に邪な笑みが浮かんだ。
*
武道場の裏手で悲痛な告白が行われていた。
「私、実は……」
沙夜はクラスメートの夏目涼(なつめ・りょう)に、自分の身に起きたことをすべて打ち明けた。
放課後の図書室で龍次に襲われ、純潔を奪われたこと。その後も校内でのフェラチオ調教や、プ
ールサイドでのレイプ。さらに楓の家で犯されたことまで。
「そうだったのか……楓ちゃんが、そんなことを!」
話を聞いた涼は激昂していた。普段は穏やかな笑みを絶やさない彼が、これほど怒りをあらわに
するところを沙夜は初めて見た。自分のために怒ってくれているのだ、と思うと純粋に嬉しい。
「私、汚されたの。もう綺麗な体じゃないんだわ……」
沙夜は涙を浮かべて語り終えた。
「汚されたなんて言うなよ」
涼が優しく慰める。
「君はどこも汚くなんてない。篠原が襲ってくるなら、僕が護るよ」
「夏目くん……」
137 名前:凌辱学舎8 ◆CSwCzse3V2 投稿日:2007/01/04(木) 00:44:49 ID:UoCRTosK
「君は何も悪くない。不幸な事故にあっただけなんだ。だから──自分を責めないで」
「──ありがとう。優しいね、夏目くんって」
きつく閉じた瞳の奥から、涙があふれる。
二人はどちらからともなく寄り添った。言葉もなく、ただ寄り添う。それだけで心が満たされて
いく。
(夏目くんと一緒にいると、暖かい気持ちになれる)
沙夜は心からの安らぎを感じていた。
だが同時に、体の芯から『あの感覚』が消えない。龍次によってもたらされた、圧倒的なオルガ
スムスが──
体と、心と。
二つの狭間で沙夜は揺れていた。
「どうしたの、天道さん」
「あ、いえ……」
沙夜は首を振って、話題を変えた。
「私ね、この間、新人賞に応募したって言ったでしょう」
巴里出版、という大手出版社の恋愛小説部門だ。
「最終選考まで残ってるんだけど、結果がもうすぐ出るの。もし……もし私が入選した羅、お祝い
してね」
「ああ、美味しい店にでも食べに行こうか」
にっこりと涼が答える。
ようやく心が通じ合えた、という実感があった。
「そいつは俺の肉便器だ。横取りとは感心しねえな、夏目」
重い足音が、背後で響く。
「お前もお前だ、沙夜。俺のいないところで、別の男にケツ振りやがって。とんだ尻軽じゃねえか」
沙夜の顔がこわばる。
金髪の少年が二人の背後に立っていた。
138 名前:凌辱学舎8 ◆CSwCzse3V2 投稿日:2007/01/04(木) 00:46:05 ID:UoCRTosK
龍次は自分でも驚くほど、涼に嫉妬していた。
活動的で明るい少女・沢木美緒を。
清楚な優等生・天道沙夜を。
勝気な空手娘・東堂院楓を。
学園が誇る三人の美少女を、彼は立て続けにその毒牙にかけた。
中でも、沙夜が一番のお気に入りだった。もともとは退屈しのぎの、遊びのような気持ちで犯し
た少女だ。だが何度も肌を重ねるうちに、いつの間にか愛着──いや、それ以上の気持ちをいだく
ようになっていたのかもしれない。
この女は俺のものだ──
横取りをするな、とばかりに涼をにらみつけた。並みの不良ならそれだけで逃走していくであろ
う、強烈な眼光。
だが涼は一歩も引かない。
「天道さんに近づくな」
沙夜をかばうように前へ出て、真っ向から龍次と対峙した。
「そんな女のどこがいいんだ? そいつは俺に無理やりハメられても、最後にはヨガって自分から
中出しをねだる、とんでもない変態女だぞ」
「天道さんを──沙夜ちゃんを侮辱するな。僕が許さない」
「侮辱じゃねえよ。事実だ」
「君がいやらしいことを強制しただけだろ。本当の沙夜ちゃんは、そんなことを望んではいないん
だ。好きでもない男に、望んで身体を許したりはしない。
清らかな、女の子なんだ」
度重なる挑発に、涼が怒声を放つ。常に穏やかで爽やかな態度を崩さなかった少年が、今はじめ
て牙をむいていた。
「へえ、怒ったのかよ」
龍次がぞろり、と舌で唇をなめした。
こうして相対しているだけで分かる。
涼は強い。自分の退屈を紛らわせてくれる相手としてふさわしい。
「なら力ずくでこい。腕っ節には自信があるだろ?」
「──言われなくてもっ」
瞬間、涼の姿が蜃気楼のようにかすんだ。
139 名前:凌辱学舎8 ◆CSwCzse3V2 投稿日:2007/01/04(木) 00:47:45 ID:UoCRTosK
肉と肉がぶつかりあい、骨と骨が軋む音が耳元で響く。爆発的な速度で疾走した涼が、十発以上
の連続攻撃を見舞ったのだ。
「っ……!」
龍次は、かろうじて受け流した。
わずかに受け切れなかった一撃が頬を裂き、血を垂らす。唇にまで垂れてきた血を舌でぬぐい、
龍次はどう猛に笑った。
「お前も古武術使い、か。細っこい体のくせに重い打突じゃねえか」
龍次は幼少のころに護身術として、徹底的に古武術をたたきこまれた。そして涼が今ほど使った
のも、龍次と流派こそ違うが同質の古武術だ。
龍次の場合は、名門篠原家の御曹司として自分の身くらいは自分で守れるようになれ、と父親か
ら無理やり古武術を身につけさせられたのだが、涼がこの技を身につけた利湯はおそらく龍次とは
異なる。より強く、より強く──純粋に強さを求めた結果、おのずと古武術の習得にまでたどり着
いたのだろう。
(本物の武人ってわけだ。侮れねぇな)
「君と一緒にするなよ。僕はずっと修行を重ねてきた。つまらない喧嘩に明け暮れている君とは違
ってね」
涼の全身からすさまじい怒気が吹きつける。空気が揺らいで見えるほどの、圧倒的な怒りの波動。
(来る……!)
龍次はごくり、と息を飲んだ。
刹那、眼前に拳が出現した。
いつの間に接近したのか、まるで分からなかった。縮地と呼ばれる古武道独特の歩法。龍次も同
じ歩法を使えるが、涼のそれはほとんど瞬間移動に匹敵するほど。桁違いのスピードだった。
「ぐっ……がっ……ぐあっ……!」
顔、胸、腹と連続して衝撃が走り、龍次の巨体が吹っ飛ぶ。二十キロ近い体重さもものともしな
い。龍次は鮮血をまき散らしながら無様に地面に転がった。
「がはっ……! はあ、はあ、はあ……」
痺れるような衝撃が全身を駆け巡っている。倒れたまま指一本動かせなかった。致命的なまでの
ダメージ。
「誓えよ。もう二度と天道さんに近づかないって」
涼が怜悧な表情で龍次を見下ろす。
(なんて強さだ……化けモンか)
龍次は口から血の塊を吹き出しながら呻いた。想像をはるかに超える戦闘能力だ。同じ古武術使
いでも、涼と龍次ではレベルそのものが違う。
勝てないのか……敗北感が彼の心を染め上げていく。
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