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897 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2011/09/19(月) 05:47:54.06 ID:Wymfi1iN 

9月8日
目が覚めると横にはY子。いつ見てもむちゃくちゃ可愛い。柔らかいほっぺをツンツン
してみたり。今日は仕事休みなので、そのまま二度寝。しかし、何だか勿体無くて
眠れない。股間も元気に朝立ち状態だし、Y子を起こそうと肩をゆすってみる。
起きたY子とキス。何度もキス。Y子の手が再び俺の股間に。元気な俺のに触って
にんまりするY子。その嬉しそうな表情からホントはこんなにエッチな子だったんだ
と思い知らされる気になるが、素直に喜べず複雑な気分。あんなメール見なければ、
もっと幸せだったのかもしれない。

Y子は昨日に増して積極的。俺の乳首を舐めてさらにお腹、脇腹と舐めていく。
まんま風俗みたいなプレイに興奮し、しかもY子は慣れてる。つい「上手だね」と言うと
Y子は「そんなことないよ」と言ってさらに下へと降りていく。またフェラして
くれるのかという期待に胸が躍り、腰を上げてパンツを脱がせて貰う。性器はすっかり
ビンビンでY子も「すごいね」と言ってくれた。そして。しばらく性器を手で
弄びながら、ぱくっと口に咥える。シャワーを浴びていない性器を咥えられて
感激する俺。Y子は俺の反応見ながら、じっくりモード。手は使わずに口だけで
咥えて舌を動かしてくる。

「イキそうになったら言ってね」というY子の口調はむちゃくちゃエロくて、こんな
こと言うとは信じられず、ますます興奮してしまう。朝立ちをそのままフェラされる
のはもちろん初めてだけど、こんなに気持ちいいなんて。目を瞑るとまるで王様気分。
しかし、幸せな気持ちは長くは続かない。すぐにイキそうになる。昨日は入れなかった
し、今日はちゃんと中でイキたいと思い、Y子に「そろそろイキそうだから……」と
言うと、Y子は目だけで笑って咥えたまま離さない。さらに、手コキも加わり、一気に
追い込まれる、俺。

「ヤバイ、ねぇ、もういいって。駄目、出ちゃうから」首を振って射精を堪える俺。
Y子は切羽詰った俺の様子を見て楽しそうにしている。Y子の口の中に出すわけには
いかないと焦りながらも、もう発射するのは止められない。Y子は口を離して
「まだ大丈夫でしょ」と言いながら、手コキの動きは早くなって、舌で亀頭を
ローリングするように舐め回す。Y子の舌が離れた瞬間、限界に達した俺はまた
激しく吐精した。Y子は俺の性器を自分の掌に向けて扱いてくれたので、精液は
今度はTシャツを汚さず、掌から垂れた精液は俺の腹に零れた。


出した時は、おしっこまで漏れそうな気がして尿道を締めたら、少し痛くなった。
二日続けて、フェラさせて射精までして、これが俺主導なら、俺ご主人様って感じ
なんだろうけど、実際は主導権は終始Y子。情けなさと恥ずかしさでトイレの排水溝
に身投げしたくなったけど、ここまでカッコ悪い自分を曝け出すのは初めてな気が
した。男だからだとか年上だからとかで勝手に気持ち張ってたけど、今は思い切り
Y子に甘えたい気持ちだった。俺がしたいのは赤ちゃんプレイだったのか……。

冗談はさておき、素に戻った俺は、シャワーを浴びて、自分のペースを取り戻す。
Y子はお昼からバイトのため、その時間に合わせて一緒に部屋を出た。Y子は
バイト終るまで部屋で待っててもいいと言ってくれたが、この日は帰ることにした。
このまま一緒にいたら、本当に赤ちゃんプレイを求めてしまうかもしれない。
冷静さを取り戻さなくてはいけなかった。

部屋に戻り、少し寝てから夕方起きる。Y子とSはあれからメールのやり取りは
しているのだろうか。Y子は昨日Sの命令どおり、俺にフェラをした。そうすると
Y子はきっと今までどおりSに報告しているはずだ。それを見てどうなるわけでもない。
目を逸らしてはいけない事実として、Y子は帰省した時、Sに抱かれているということだ。
これは紛れもない浮気だ。俺はY子を責め、別れるべきなのかもしれない。浮気を
知る経緯は言えない。だったら、理由は言わなくてもいい。Y子の浮気が本当に許せ
なければ、別れるべきだ。

しかし、冷静に自分の心を見詰めると、俺は何故だかそんなに怒っていなかった。
むしろ、Y子が他の男に抱かれたことに興奮していた。Y子が俺とのセックスに満足
してないと知っても、絶望しながら自虐的な悦びを覚えていた。俺は変態なのか。
きっとY子はSに報告している。それを見て、俺が愉快に思うことはない。しかし、
俺は見ずにはいられなかった。

Y子のアドレスにログインする。パスワードは変わっていない。やはりログイン履歴は
気にしていない。俺がログインしたことには気付いていないようだ。


2011年9月8日午前1:24
報告

もう寝ちゃった?報告遅くなってゴメンなさいm(_ _)m
彼先に寝ちゃったので、ようやくメールしてます
さっき彼にフェラしたよ〜彼のおちんちんきれいなピンクで可愛かったあ
すぐにいっちゃってびっくりしたけどねえ
テク全然出せなかったよ
彼のはずかしがるとこ、すごくカワイイくて惚れ直しちゃいました

以上、報告でした


2011年9月8日午前1:32
Re

すぐにイッたってどれくらい?3分持たないって感じ?
彼氏は泊まってるのか それじゃあ明日の朝もフェラしてやれ
朝フェラしてやったら、きっと彼氏も喜ぶぞ
今度も口だけでいかせるんだ 中に入れさせちゃ駄目だからな


2011年9月8日午前1:48
Re

ふぇーん、ホントに??
昨日はちゃんと中で出来なかったんだけどなあ
あんまりエッチな子と思われると引かれちゃいそう……
彼に嫌われるの怖いよ


2011年9月8日午前11:31
Re

朝フェラしましたあ
彼いかせるの楽しくなってきたよ
Sさんにはいかされてばっかだったからね
でも私の方は疼いちゃう……
TELHしたいな……ダメ?


2011年9月8日午後0:02
Re

今夜電話する。いい子に待ってなさい
我慢出来ないからって一人でするなよ


――俺が寝た後、報告してたんだ。口から漏れた笑いは、乾いた笑いってやつだった。
朝フェラもSの命令だったのかと思うと、あの幸せな気持ちも幻だったように思えてくる。
でも、Y子も俺のことを嫌いだったら、そもそもフェラなんてしないはずだ。
SはY子の背中を押しているだけと思えば、俺はSに感謝すべきなのだろうか。
それとも、自分の彼女を弄ぶSを憎むべきなのか。俺はSのことが気になり始めた。
年はいくつなのか、どんな顔をしているのか。

その日、夕食を食べてから、Y子にメールをした。今何をしているかと。返事が来たのは
0時過ぎだった。メールでは友達とカラオケに行っていたとのことだった。しかし
あのメールを見てしまった後では、Y子がSとTELHとやらをしていたとしか思えない。
TELHとは一体何なのか。俺はもちろん経験はない。検索してみると……なかなかエロイ
ことだと分かった。Y子にとっては俺とのセックスより、SとのTELHの方が気持ちいい
のだろうか。そう思うとやるせなさで気持ちがどこまでも沈んでいった。


9月12日
Y子と次に会ったのは12日。俺の仕事が休みだったのでデートした。映画を見て、
その後ラブホに誘った。Y子も少し躊躇したが、すぐにいいよと笑顔で答えた。
あれから毎日Y子のアドレスにログインしてSとのやり取りを見ていた。一度などは
俺がログインしている最中にメールのやり取りも行なわれていて、ひどく興奮した。
この日のデートでは、Y子の高校時代の話を聞いた。当時付き合っていた男のことを
聞くと、小学校からの同級生と中3から付き合い始め、3年間付き合っていたそうだ。
この男がSとは思えない。おそらくこの同級生と別れた後付き合い始めたか、あるいは
Sと付き合い始めてY子は同級生とは別れたのかもしれない。

次に、高校時代にバイトしていたかを聞いた。Y子は喫茶店で働いていたと言った。
俺は、今度行ってみたいなと言ったりしながら、さり気なく店の名前を聞きだした。
店の名前はR。もしかすると、Sはここで働いていたのかもしれない。結局、Y子の
話す高校時代の話の中にSらしき男の影はなかった。

俺がSのことを調べようと思ったのは、Sにぎゃふんと言わせてやりたかった
からだ。俺の彼女であるY子に対しSは不当な干渉をしている(最初に連絡を
したのはY子なわけだが、そこは目を瞑る)。Sに対し、Y子と連絡を取るなと
言ってやる。そのためには、此方もSのことを知らなくてはいけなかった。

9月13日
夕方。俺は休憩時間に昨日の内に調べておいたY子が働いていた喫茶店の電話番号
に電話してみる。空振りに終る可能性もあるが、今のところ手がかりはここしかない。
Sの携帯番号はメールに書いてあって知っているが、そこに電話するのは状況が
全て整ってからだ。俺は頭の中で何度もシミュレーションを繰り返し、店員が電話に
出るのを待った。

男が電話に出た。俺はシミュレーションどおりに話しかけた。
俺「すいません。以前此方のお店によく通っていた者ですが、Sさんってまだ
いらっしゃいますか?」
男「Sさんは辞めちゃいましたよ。」
俺「あー、そうなんですか。残念だな……今どちらにいるか分かりますか?
今度そっち行くんで、久しぶりに飲みたいなと思って。」
男「Sさんは今は大阪じゃなかったかな。就職して職場が向こうとかで。」
俺「そうですか(手がかりはここまでか……)」
男「用件は、それだけですか?」
俺「(Y子のことも一応聞いてみるか)あと、カワイイ子いましたよね、Y……」
男「あーM香さんね、彼女も今大阪ですよ。Sさんと結婚して一緒に引っ越したんですよ」


俺は電話を切った。何てことだ。Sが結婚していて、しかも相手は同じ店で働いていた
女とは。そうすると、SはY子と付き合いながら、同時に同じ店の別の女とも付き
合っていたのだろうか。いやいや、Y子が辞めた後に入った女だろう、そう考える方が
自然だ……。しかし、Sならやりかねない。Sのことは全くの見ず知らずではあるが、
同じ店の女と二股するくらいのことはやりかねんと思っていた。しかも、カワイイ子
と言ってY子より先に名前の挙がる女って……一体どれだけ美人なんだか。

Y子はSが結婚しているということは知っているのだろうか。既婚者とセックスしたら
不倫じゃないか。それを知ってて、Y子はSに抱かれたのか?そんなことする子じゃない
……じゃなくもないか。Y子は俺という彼氏がいるのに、Sに抱かれているんだから。
手探りに進むうちに、いつの間にか自分も泥沼に捉われている気がして、外は暑くて
額からは汗が滲んでいるのに、背筋に寒気が走った。

Sが既婚者というネタは使えるかもしれない。奥さんに不倫してることがばれたく
なかったらY子にはもう手を出すなと言える。問題は、俺がSと接触したことを
Y子には知られてはならないということだ。Y子には何も知らせたくない。俺の前では
素直でカワイイY子のままでいさせてあげたい。そのためには、俺がSとY子の関係を
知っていると知られてしまってはまずいのだった。さて、どうするか……。

自慢じゃないが、俺の頭はすこぶる善良に出来ていて、悪企みには向いていない。
そして、度胸もないためなかなか行動に移せない。不倫を餌に脅迫するなんて、下手
すりゃ犯罪になる。いくらY子のためとはいえ、果たしてそんなことが俺に出来るのか。
やっぱり安全第一に行動しなくてはいけない。そうすると、まずはメールがいいだろう。

俺はフリーメールのアドレスを取得して、Sにメールすることにした。内容はこんな感じに。


2011年9月13日午後10:56
忠告

私は、貴方が不倫しているという確かな証拠を掴んでいます。
悪いことは言わないから、そんなことはおよしなさい。
今の奥さんを大事にすることを強くお薦めする。


……何だ、これ。まぁいい。これで送信してしまえ。


9月16日
あれからSからの返事は来ない。無視ということか。Y子とのメールのやり取りは
続いているので、メールを確認していないということはないはず。あるいは、迷惑
メールフォルダに入ってしまっているのかもしれない。何て自分はまどろっこしい
ことをしてしまったのか。

そんなことを思いつつも、仕事を終えてY子の部屋に向かう。明日も仕事だが、
Y子に会いたいと呼ばれれば行くに決まっている。俺も素直になることに決めたのだ。
幸いSからのY子へのメールは少なくとも昨夜の段階ではなかった。今日部屋に
来る様誘われたのは、昨日だから、きっと今回は命令はないのだろう。俺は、今日は
Y子を酔わせてやろうと思い、ビールと一緒にY子が飲めそうなお酒も買って部屋に
行った。酒に酔えば、Sのことを何か喋るかもしれない。

部屋に入り、先にシャワーを浴びる。缶ビールとY子用のお酒を持ってソファに座る。
軽く乾杯してビールを飲むと、Y子がソファの隣に座って申し訳なさそうに言う。
「今日生理来ちゃったからエッチ出来ないの……せっかく来てくれたのにゴメンね」
「いいよ、別に。そうゆうことするためだけに来たわけじゃないし」
やっぱり素直になりきれない俺。Y子が隣に座って身体が触れ合うだけで半立ちしてれば
説得力がないこと甚だしい。「エッチ出来ないから……口でしてあげる、いい?」とY子に
言われる。そんなことを言われて断わられる男がいるだろうか、いや、いるわけがない。
Y子にフェラされるのは三回目ということもあり、少しは慣れた。そのおかげもあって
か初めて余裕を持ってY子のフェラを味わえた。10分くらい耐えて、イキそうになると
Y子に「そろそろかも……」と言う余裕さえあった。俺がイクとY子は慣れた手付きで
ティッシュで受け止めた。終った後は、満足感と共にお店でしてもらったような空しさも
同時に感じた。俺は別にY子にフェラしてもらいたくて付き合っているわけじゃない。
そうY子に伝えたかったが、何て言っていいかは分からなかった。


それからY子と一緒に酒を飲んだ。1本飲み終わったくらいで、Y子の目はとろんと
し始め、やたら俺にくっつきたがり甘えてきた。俺はY子の肩を抱いて、脚を絡ませ
ながらビールを飲む。そして、高校時代の話、特にバイトの話を聞きだそうとする。
あんまりそればかり聞くと怪しまれるので、時々違う話題を織り交ぜながら、少しずつ
核心へと迫っていく。

Y子は1本目を飲み終え、2本目の半ばくらいのところで、すっかりねむねむモード
になってしまった。朦朧としたY子の口から聞けたことは、M香のことをY子は知って
いるということだった。Sの名前は今回も出なかった。それだけ俺に後ろめたい気持ち
があるということか。Y子をベッドに寝かしつけ、俺はY子が残したサワーを飲みながら
自分の携帯を見た。念のため、Sからのメールが来ているか確認してみると……来ていた。


2011年9月16日午後10:08
Re

ご忠告ありがとう。
確かな証拠というが、俺と誰の不倫の話だ?
心当たりがありすぎて分からない(笑)
いずれにせよ、俺に話があるなら、名くらい名乗ったらどうだ
それに、メールじゃ話が進まないから、電話をくれ

090-0000-0000


なかなか思いもよらぬ返事をしてくるもんだ。俺の打った強烈なサーブをさらに強烈な
リターンで返してきたという格好か。そのリターンをどう返したらいいのか。それに
いきなり電話をくれとはずいぶんと豪気な男だ。俺がヤクザとかだったらどうするつもり
だと心配になってくる。一体どうしようか……俺はどうすればいい?Y子……?
Y子のあどけない寝顔を見ながら、Y子に心の中で問いかける。全ては、あの日あの時
あの場所でY子の携帯を見たことから始ってしまった。

見なきゃよかったなぁ。深い深い溜息をついて、俺はY子の眠るベッドに上がり
眠りに着いた。





907 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2011/09/19(月) 17:33:35.42 ID:7K3W1u7m 

○登場人物
俺……28才、家電量販店店員。寝取られ属性に目覚めた?
彼女(Y子)……20才、女子大生。最近、実は清楚ビッチと判明
S……?才。Y子の昔の彼。既婚。天狗チンポの持ち主
M香……?才。Sの妻。カワイイらしい。
K……俺の同僚。意外にもK美とはまだ続いている
K奈……俺の別人格


9月17日
この日も朝から仕事。家電量販店というのは、知ってのとおり、週末が忙しい。
この日のシフトは10-22時。実際は、9時-23時。前後の2時間はタダ働きである。
俺は、Y子の寝顔に「行ってきます」と言って出勤した。そして、馬車馬のように
働いた。働いていると、嫌なことは忘れられる。20時半、少し間が出来たので
牛丼でも食ってこようと店を出る。この日は、昼抜きで何も食べていなかったのだ。
ロッカーで携帯を見ると、Y子からメールが来ていた。仕事終ったら部屋に来て、
というメールかなと思えば、頬が緩み疲れが吹き飛ぶ。メールを開くと――

また帰省してきます。火曜日の朝帰ってくるねー。

メールの受信時間は一時間前。Y子は帰省する時は、いつも深夜バスを使う。
一体どうして急に……。すぐにY子に電話しようと思うが、それよりも事情を
知るには早い方法がある。俺はY子のアドレスにログインした。

この日の最初のメールはY子からS宛のものだった。それは、今となってはごく
見慣れたY子の報告だった。その後のやりとりは以下のとおり


2011年9月17日午後0:19
Re

報告ご苦労。
Y子今生理なのか、いつ終る?
今、したくてしたくて堪らないんだろ
こっち来たらしてあげる
彼氏にばれないように来られるか?


2011年9月17日午後0:25
Re
行くー!!
生理はもうは終ると思うから、今日の深夜バスで行くね。
明日は1日中大丈夫だよ。泊まりはSさんムリかな??


2011年9月17日午後0:41
Re
日曜なら時間作れるな。アーリーチェックイン出来るホテル
予約しておく。でも、こんな頻繁に帰省して彼氏に怪しまれないか
TELHした後とか、俺の番号ちゃんと消してる?


2011年9月17日午後1:22
Re
ホテル予約しといた。午前7時からチェックイン出来るから
着いたらすぐ入るといい。俺は多分昼過ぎになると思う
時間見えたら連絡する


0時41分のメールの後、Y子からのメールがないということは、おそらく電話で
話したんだろう。ここに来て、Sが俺のことを気にし始めているということは
あのメールが俺からと察したのだろうか。背筋がぞわっとする。自分は安全圏に
いると思っていたのに、いつの間にか危険地帯に足を踏み入れていたらしい。
昨日のSからのメールにも何も返信していないし、俺は全くどうしていいか
分からなかった。

909 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2011/09/19(月) 17:34:43.11 ID:7K3W1u7m [3/9]
結局、牛丼を食う間もなく、仕事に戻った。このままじゃ、またY子はSに抱かれる。
しかも、生理終わりで性欲が溜まりまくっているY子がだ。一体何発やられてしまうのか。
きっと俺と違って絶倫のSは何度も続けて出来るのだろう。Y子は一体どんな
反応をするのか……。って、いつの間にかSとY子とのセックスばかり想像してしまう。
駄目だ駄目だ、こんなことばっか考えてちゃ。しかし、一度妄想を始めると、頭の中は
そればかりになり、股間は滾って仕方ない。

仕事を終えて、携帯を確認する。Y子から再びメールが来ている。

今、バス乗ったー。お土産買ってくるね

ピースサインで自分撮りしているY子の笑顔が、今はSとのセックスの期待の表情に
見えてしまう。はぁーと深い溜息をつき、それから昨日メールの受信を確認してから
見ていないSにメールしたアドレスにログインする。すると、メールが3件。
なぜそんなにと思い、見てみると、2件はメール会社からのお知らせ、残る1件は
当然Sからだった。

2011年9月17日午後22:04
Re

メールの返事も電話ももらえないみたいだがどうした?
一体、何がしたいんだ?Y子の彼氏さん
聞いてるかもしれないが、明日Y子と会う。
多分、彼氏さんは俺にY子と会って欲しくないんだろうから
もう会わないって伝えるよ。
でも、Y子は俺と別れたくないと言うかもしれない。その時は
彼氏と別れたらまた付き合ってやってもいいと言うつもりだ。
Y子はなんて答えるだろうな


あっさり正体、ばれてるやん、俺。膝がガクガク震えてくる。そして、Sの宣戦布告
に腸が煮えくり返りながらも、エライことしちゃったなぁという気持ちになる。
おそらく大昔に我々の祖先がハワイ攻撃した後もこんな気持ちだったんじゃないだろうか。
そんな大事にする積もりなかったんっすけどねぇ、みたいな。

しかし、俺は決然と決意する。今こそ、俺は毅然とした態度をとるべきだ。正義は
此方にあるのだから。きっとY子だって、ちゃんと考えればSと別れて俺と付き
合う方がいいと結論を出すはずだ、そうに違いない。だから、俺はこんなメールは
徹底無視だ。

数瞬後、俺は、Sに電話をかけていた。トゥルルーという音が俺の高鳴る心臓の鼓動と
シンクロする。俺はY子の写メを思い出す。あのSとのセックスの期待に膨らんだ笑顔を。
駄目だ、明日のY子は普段のY子じゃない。セックスしたくて堪らなくて、そのために
わざわざ京都まで行くビッチ女だ。それが、餌を目の前にぶら下げられた状態で
Sにもう会わないなんて言われたら、絶対にイヤだというに決まってる。俺と別れたら
セックス出来ると言われれば、Y子は……もしかしたら……多分……いや、きっと
俺と別れる方を選ぶに違いないんだ。Y子を信じられない自分が情けなかった。
しかし、SとY子のメールのやり取りがボディブローのように効いている俺は
自分に自信が持てず、Y子を信頼しきれなかった。

「もしもし」、Sが電話に出た。甘く低い声。これがY子とTELHしてるSの声か。
声は思ってたよりも若い。俺は「夜分遅くすいません」と何故か下手に出てしまう。
「Y子の彼氏ですが、メール見ました。ちょっと勘弁してもらいたいんですけど、
何とかなりませんかね」
「そうですよね、じゃあどうしましょうか……電話だとあれですし、出来たら
こっち来られませんか?あっ、彼氏さんは土日休みじゃないんでしたね……
じゃあムリか。」
「いや、何とかします。俺もちゃんとSさんと話したいと思っていたんで。」
「それなら、静かなところで腹割って話しましょう。あんまり大っぴらに出来る話
じゃないですしね。京都着いたら携帯に連絡下さい。」
「了解です。お手数かけてすいません。じゃあ、明日よろしくお願いします。」

Sはメールでは高圧的な口調だったが、話してみると、意外に人当たりのいい感じ
だった。俺たちの会話はとても、彼氏と間男のそれではなく、極めて友好的だったと
いえよう。やはり、メールという文字だけのコミュニケーションには限界がある
んだなぁと感慨深く思いつつ、俺は明日京都に行くことに決めた。


9月18日
家電量販店の店員が日曜日に休むということがどれだけすごいことか。しかも、当日に
なって休むと伝えるなんて、入社以来したことがない。俺は急病か葬式かで
迷いながらも、京都に住む母方の祖父が亡くなったということにした。早朝の
新幹線に乗り、京都に向かう。Y子からはあれから連絡はないが、もう京都に
着いているのだろう。本当なら、Y子と一緒に来たかった。久しぶりに新幹線に乗った
俺は、テンションが上がり、しゅうまいをつまみにビールを飲む。プハーッ、
ずる休みというのは、いくつになってもいいもんだ。

うつらうつらしているうちに、京都に着いた。新幹線は早い。俺は早速Sに電話すると、
Sから待ち合わせの場所を指定される。その場所は、昨日Sが予約したホテルだった。
一体、Sはどういうつもりなのか。しかし、メールのやり取りを見たことは言えない
ので、了解し、13時に1階ラウンジで会うことになった。

Sとの対決を控えていても、腹は空く。電話で話す限りは、怖い男ではなさそうだし
自分でも驚くほどリラックスしていた。一番の問題は、俺自身、自分がどうしたいのか
分からないことだった。しかし、わざわざ京都まで来て話そうと言うくらいなのだから
Sに何らかの考えがあるはずだろうと思い、ホテルに向かう途中のラーメン屋で昼ごはん
を食べて約束の時間の30分前には待ち合わせのホテルに着いた。しかし、こんなところで
万が一にもY子に会ってしまったらまずいと思い、一度入ったホテルから出て、近くの
コンビニで立ち読みでもしようかと思うも、Y子も時間つぶしにコンビニに来るかも
しれないと思い、引き返し、結局ホテルのトイレの個室に籠ることにした。

そして、約束の時間の5分前にトイレから出てラウンジに行く。今更気付いたのだが、
俺はSの顔を知らない。どうしようかと思い、しばらくきょろきょろしていると、携帯が
鳴る。俺が電話に出ると、ラウンジの奥に座った若い男が手を上げて合図を送って
きた。あれがSか。俺は、軽く頷いて、そちらに向かうと電話は切れた。


元々メールのやり取りを見ていた時の想像上のSは格闘家のようなでかい男で俺以上に
いかつい奴と思っていたが、実物のSは全く違った。立ち上がると、上背はそこそこ
あるが細身で、髪は耳を隠すくらいの長さで襟足も長い。黒縁眼鏡をかけており
どことなくなよなよした奴だった。俺は、ケンカしたら勝てるな、と確信し、軽く
顎を引くだけの会釈をすると、黙ってSの前に腰掛けた。視線は何となしにSの股間
を見てしまう。あそこにY子が天狗の鼻と評するデカモノが隠されているのか。

「わざわざ遠いとこまですいません。お仕事も休んで来たんですよね。ここじゃ
落ち着いて話せませんから……部屋取ってるんで行きましょう」
前置きもなしにSはそう言うと、立ち上がりすたすたと行ってしまう。もしかして
Y子のいる部屋に連れて行くつもりだろうか。俺は「ちょちょっと」と呼び止める。

「どうしましたか?」と穏やかに聞かれると、俺は「いや別に」ともごもごと
口ごもるばかり。Sは一体、何を考えているのか全く分からない。そうすると、
いきなりY子のいる部屋に連れて行くという意味不明なことをするかもしれない。
だが、ここまで来て逃げるわけにもいかない。そもそも俺には代替案はないのだから。
Sと一緒にエレベーターに乗り込む。個室に二人きりになるとやはり気まずい。
俺がSに気を使ってやる必要などないのだが、軽く咳払いをして、Sにこの後
Y子とどこで会うんだと聞くと、Sは笑顔で、後で説明します、と言った。

部屋に二人で入る。Y子はいなかったのでひとまず安心した。Sは慣れた様子で
冷蔵庫からミネラルウォーターのペットを2本取り出すと、1本を俺に渡し、
自分は広いベッドに腰を下ろした。そして、俺に笑みを浮かべて見上げてくる。
その笑みはさっきまでのものとは異質なもののように見えた。

「Y子と会うのはこのホテルです。より正確に言えば、この隣の部屋ですね。Y子は
もう部屋で待ってるはずですよ。あれ、あんまり驚いてないですね。俺とY子の
メールのやり取り見てたんでしょ。やっぱりそうか、じゃなきゃあのアドレスなんかに
メールしてこないですよね。でも、それはよくないですよね、いくら彼女とはいえ
人のメールに勝手にログインしちゃ」

俺は隣の部屋と聞いて、後頭部をガツンと叩かれる思いだった。今、すぐ隣にY子
がいる。一体、Sは何をしたいのか。俺は喉がカラカラになってきて、Sから受け取った
ペットの蓋を外し、ぐびりと三口飲むと、Sに問いかける。


「一体、何がしたいんだ?」
「それは、こっちの台詞ですよ。俺とY子が帰省した時エッチしたって知ってるんでしょ
Y子にそのこと確かめてないんですよね。Y子を叱るわけでもなく、別れるわけでも
なく見て見ぬふりですか?そのくせ、突然僕にメールしてくるんだから、何がしたいのか
さっぱり分からないですよ。」

仰るとおりでグウの音も出なかった。Sは此方を見上げているのに、俺のことを見下ろして
いるように感じた。それは、俺がY子の身体を満足させることが出来ず、SがY子の身体
を知り尽くしているせいか。いや、俺が勝手に劣等感を覚えているせいでそう感じる
だけなのかもしれなかった。

「俺は……SさんにもうY子と会って欲しくないだけだ。」
「それはムリですね。会いたがってるのは向こうなんですから。メール見てるなら
分かってると思いますけど、最初にメールしてきたのはY子の方ですよ。俺はY子が
上京してからは連絡も取ってないし、新しい携帯の番号もアドレスも教えてないんです
から。」
「それはそうかもしれないけど、Sさんがもう会わないといえば、Y子だって諦める
んじゃないか。」
「そうかもしれませんね。でも、そしたらY子は俺以外の他の男と会うだけですよ。
失礼ですけど、彼氏さんはY子を満足させてないみたいですからね。Y子の性欲は
半端ないでしょ?まぁ、責任の一端は俺にもあるんですけどね。」
「……」

Sはクスクス笑って言った。「何がおかしいんだっ」と俺は心の中で言った。一体俺は
何しに仕事休んで、こんなとこまで来たのか。俺が単細胞だったら、隣の部屋にいる
Y子の腕を掴んで有無を言わせず一緒に東京に帰るだろう。でも、それをして何に
なるだろうか。俺がどうしてここにいるか説明できないし、俺がY子とSのメールの
やり取りを盗み見していたのも事実だ。二人の関係は大きな危機を迎える。俺にはその
危機を乗り切る自信はなかった。何より、俺はY子が好きで別れたくないし、そんな
危機のリスクを負うのもイヤだった。今ようやく自分が何を望んでいるか分かった。
俺の最優先事項はただ一つ。Y子との関係を壊したくないということだった。そのため
にはこのままY子とSの関係が続いてしまっても仕方ないと思い始めていた。


「分かった……ただ、ちゃんと避妊はして欲しい。」
「Y子が望めば付けますよ。俺はY子が嫌がることはしませんから。」

肩を落とし、敗北感だけが残った。これでは、結局SとY子との関係を認めるため
だけに来たようなものだ。力なくペットをデスクに置くと、部屋を出ようとする。

「待って下さい。もう帰るんですか?もう少し話しましょう。これじゃ、彼氏さんは
俺とY子の関係認めるためだけに来たみたいじゃないですか。俺もそこまで鬼じゃ
ないですよ。」
「何、話すんだ?」
「彼氏さん、俺とY子とのエッチ見たくないですか?」

今度は後頭部をガツンどころではなく、拳銃で身体を撃ち抜かれるような衝撃を覚えた。
それは、これまで何度も何度も妄想したことだった。そして、まだ言っていなかった
かもしれないが、その妄想だけでヌイたこともある。デスクに置いたペットに手を
伸ばし、大きく傾ける。

「ど、どうやって?」
「特別なことするわけじゃありませんよ。普通にハメ撮りするだけです。」

Sは平然と言った。今更ながらSのことが空恐ろしくなる。外見だけ言えば、草食系
な人畜無害な奴にしか見えないのに、美人らしい妻がいて、さらに20才の女子大生
を京都にまで呼びつける魅力は一体どこにあるのか。俺には見当も付かない。

「実は、今日もデジタルビデオカメラ持ってきてるんですよ。その顔は興味ありそう
ですね。分かりますよ、その複雑な心境。いや、俺自身が分かるわけじゃないんです
けど、今そういう人いるらしいんですよ、寝取られ好きって言うらしいんですけどね。
今度2chでも見て下さい。」
「Y子はオーケーするのか?」
「するんじゃないですか。付き合ってた頃も撮ってましたからね」

俺はへなへなと力が抜け、デスクに背を預けた。駄目だ。俺とは世界が違いすぎる。
そして、SだけでなくY子もそっちの世界の人間なのだ。俺は、Y子と今後も付き合える
気がしなくなっていた。そんな俺の気持ちを察したのか、Sは俺を慰めるように口を
開いた。


「まあ、そんな顔しないで下さいよ。Y子が彼氏さんのこと好きなのは間違いないんです
から。メールでもよく書いてたでしょ。酒だって、今は彼氏さんといる時じゃなきゃ
飲まないみたいですよ。彼氏さん、Y子の相手が俺でよかったんですよ。俺には妻が
いるからY子を彼氏さんから取ろうとか思いませんし、住んでるとこも遠いです
からね。それに彼氏さんは俺とY子のやり取りは手に取るように分かるんですよ。
もしY子が俺と別れて、エッチしたくて他の男と関係持ったらこうはいかないでしょ。」

Sの言葉は巧みだった。メフィストフェレスって奴はこんな話し方をしたのかも
しれない。俺は魂を売り、プライドも捨てた。

「Y子がハメ撮りしてもいいと言うなら、見てみたい。」
「わかりました。まぁ、無理強いはしませんよ。」

Sは携帯を取り出し、電話を掛け始めた。相手はY子だろう。
「もしもし。俺。今ホテル着いたから、今から行く。えっ?シャワー浴びちゃったの?
浴びなくてよかったのに。飯食った?……そう、俺も食ってきた。じゃあ後で。」

俺は自分の彼女と浮気相手が電話で話しているのを黙って見ていた。その時には
俺はもう堪らなく興奮していた。これから隣の部屋でY子が目の前の男に抱かれる。
俺はそれを了解し、あまつさえハメ撮り画像を見せてもらう約束までしているのだ。
惨めで、卑屈な気持ちになって涙が込み上げてくる。Sは時間調整のためかしばらく
そこに座っていた。俺は手持ち無沙汰に突っ立っていた。そして、Sは立ち上がった。

「じゃ、そろそろ行きます。彼氏さんここで待ってていいですよ。終った後の報告とか
聞きたいでしょ。それにお土産もあるんですよ。後で渡しますね。それにね……
壁厚いですけど、もしかしたら声聞こえるかも。Y子声我慢出来ない方でしょ。」

同意を求められてにやりと笑みを向けられるが、俺はもう表情も作れず無表情に
なっていた。俺は何も言わず、言えず、部屋を出て行くSを見送った。


で、879を書くに至る。


俺は椅子に座り、持ってきたノートPCを開いた。ホテルは無線LANでネットに
接続出来た。寝取られ好き……俺はネットで検索してみる。こんな世界があるのか
……。確かに、俺は今の状況に興奮を覚えているが、自ら望んでいるわけではない。
寝取られ好きと呼ばれる者達の中には、自分の彼女を積極的に他人に差し出したい
と思う猛者もいるらしいが、俺にはそこまで強く寝取られたいとは思っていない。

ネットを見始めても、やはり隣の部屋のことが気になってくる。もうSとY子の
セックスは始っているのだろうか。今のところ隣の部屋からは何も聞こえて来ない。
そう言えば、隣の部屋とは聞いたが、どちらの隣かは聞いていなかった。――俺は
壁に耳を押し付けていた。多分、こっちだ。壁の向こうからくぐもった声が聞こえて
いる。

いつまで壁に耳を押し付けていただろう。やはりそんなに声は聞こえてこない。
嬉しいような悔しいような気持ちになるが、聞こえないなら聞こえないで落ち着かない。
くっそ、今隣はどうなっているんだ。時間が経つのが遅い。まだSが部屋を出てから
一時間も経っていない。SとY子のセックスはどれくらい続くのだろうか、見当も
つかない。待ってていいと言われたが、いつまで待っていればいいのだろうか。

することがないので、ネットサーフィンに飽きると、俺は2chに書き込みを始めた。
書き始めると、思ったより長くなった。自分の気持ちが溢れ出して文章へと変わって
いく。一気に今日までの出来事を書くつもりが、全く終わらなかった。時折隣の部屋
からY子の声と思われる声が聞こえてきた。あれがY子の演技でないホントの声
なんだろうか。俺は、Sが約束してくれたハメ撮り画像への期待が募った。見たい、
金払ってでも見たい。Y子の本気の反応が見たい。Sならきっとハメ撮りに成功する
はずだ、あいつならやってくれる……何故かSを応援するような気持ちにすらなって
いた。


――携帯のバイブ音で目が覚めた。2chに書き込みをしてから、Y子とSの妄想を
して一度ヌイて、そのまま寝てしまった。時計を見ると、18時近かった。電話の
相手はSだった。Sは少し声を抑えた口調で話しかけてきた。

「もしもし。1階のラウンジに来てください。僕もすぐ行きますから。」

俺はバスルームで顔を洗ってから、部屋を出てエレベーターに乗り1階に降りた。
ラウンジに行くと、Sはまだいない。コーヒーを頼み、Sが来るのをしばらく待つ。
Sはすぐにやって来た。すっきりしたような顔をしているように見えるのは、
気のせいか。Sは笑顔を浮かべて俺の前に座ると、「さすがに疲れましたね」と言って
両手を組んで前かがみになると、俺を見た。

「生理後だから、すごいだろうなあとは思ってましたけどね。前よりすごくなって
たかもしれません。むちゃくちゃエロかったですよ。俺も久々にかなり興奮しちゃい
ました。俺は4回出しました。中には出してないから安心して下さい。Y子は
何回イッたか分かんないです。多分、本人も分かってないんじゃないですか。」
「ハメ撮りは出来た?」
「気になりますか?出来ましたよ。ばっちり。かなりエロイのが撮れたと思いますよ。」
「そう……この後はどうする?」
「今から、Y子と飯食いに行ってきます。その後、また部屋に戻ってエッチします。
俺は泊まりはムリなんで、出来てもあと2回くらいですかね。俺も1日で6回なんて
そうそうないですよ。そんな若くないですしね。いくつに見えます?25です。Y子は
今日は友達の家に泊まるって言ってましたよ。明日実家に寄って深夜バスで帰る
って言ってました。」

Sもさっきよりテンションが高いようだった。5時間足らずで4回か……俺には
とてもムリだと思うと、自虐的な笑みが浮かんでしまう。思わず「すごいっすねー」と
言いそうになったほどだ。ハメ撮り出来たと聞いた時は、ガッツポーズをし……かけた。俺はもう目の前の浮気相手に憎しみを抱いていなかった。むしろ仲間のような感覚
だったが、露骨にそんな態度を見せるのもどうかと思い、不機嫌そうな表情を
浮かべているに過ぎない。Sの携帯が鳴る。Y子からのようだった。

「もしもし。準備出来た?じゃあ1階にいるから。焼肉でも食いに行くか?ハハッ
分かってるよ。せっかく来てくれたんだから、まだ帰らないよ。」

Sは電話を切ると、今からY子が降りてくるから隠れてと言う。俺はロビーの柱の
陰に隠れた。しばらく待つとエレベーターから降りてきたY子がSを見つけて
駆け寄るのが見えた。俺に見せるのと全く同じ笑顔でSに駆け寄ると、腕を取って
寄り添うようにして歩き始めた。俺はそれを後ろから見送るだけだった。


俺はコンビニで弁当を買って部屋に戻った。あまり空腹は感じていなかったが
食べ始めると箸は止まらなかった。弁当一つだけじゃ足りず、ホテルの自販機で
カップ麺を買って食べた。食べてる最中Y子からメールが来た。写メ付きの
そのメールには、「今友達と焼肉食べてまーす」と書かれていた。きっとこの写真は
Sが撮っているのだろう。Sがメールしてみたらと言った気がする。Y子は今は
俺のことなんか頭にないに決まってる。俺は2chの書き込みを始めた。

19時過ぎ、隣に二人が戻って来た音がした。またセックスが始るのか。SはY子の
性欲がすごいと言っていたが、俺はY子がかわいそうになってきた。Y子はこんなに
何時間も男を求めたいほど欲求が強いのに、俺は彼氏なのに全然それに応えられて
いないのだから。「ごめん、Y子」と口に出して言うと、涙が溢れてきた。俺は
何度も「ごめん」と言って、泣きながらそんな自分に酔っていた。

2chに三度目の書き込みを終えると、ちょうどSから電話がかかってきた。Sは
Y子はもう帰ったから、隣の部屋に来るよう言った。俺は隣の部屋に行った。
他人のセックスの終った後の部屋に入るのは初めてだ。Sはデジタルビデオカメラ
とテレビをコードで繋げていた。「見てみます?」と聞いてきたので、頷いた。

「Sさん?ちょっとヤダー、今撮ってるの?ダメだよぉ。」
テレビの中のY子はシーツを引き寄せて胸元を隠した。
「一回目終った後、カメラ出したんですよ。恥ずかしがってますね。この表情が
いいんですよねぇ、Y子は何度抱いても擦れないというか、初々しいというか。」

画面の中のY子は最初こそ嫌がっていたがSにキスされると、すぐにされるが
ままになっていく。Yのカメラワークは慣れているようで、キスしながら二人の
キスしているところをカメラにうまく納めている。臨場感はAVのようで俺は
目が離せない。そして、Y子はベッドの上に立つSの股間に顔を近づけ促されると
フェラを始めた。ついに見たSのモノはなよなよした外見からは想像つかないような
立派なモノだった。この日一番の衝撃はこの瞬間だったかもしれない。逞しく太い
それは半ばからさらに反り返り、亀頭の辺りはさらに一回り太くなっているようで
天狗の鼻という表現はまさにそのとおりという感じだった。Y子は俺には見せた
ことのない発情した表情で鼻を鳴らしながらSのモノに頬擦りする。Sは小声で
おねだりして、と言うと、Y子は恥ずかしそうに目を伏せる。カメラ見て、という
声に誘われ、Y子はカメラを見ると「Sさんのおち※※※に奉仕させてください」と
はっきり言った。


画面はそこで終った。俺はようやく我に返った。股間は痛い程に勃起している。
「なかなかよく撮れてるでしょ。編集してDVDに焼いてお渡ししますね。」
「編集するの?」
「少しね。何にも撮れてないとことかもありますし。でも、全部で三時間分くらいは
あると思いますよ。」

俺がこの時、どれだけ残念と思ったかお分かりになるだろうか。何故か、今日すぐに
見られると思っていたが、確かにカメラのメモリをそのまま渡すわけにもいかない
だろう。そんな俺の失望が表情に出てしまったのか、Sは苦笑して言った。

「すいません、いいとこだけ見せてお預けみたいになっちゃって。でも、そうなると
思ってお土産持ってきたんですよ。言ったでしょ、お土産があるって。これです。」

Sが渡してきたのは1枚のDVDだった。俺は再び胸が高鳴り、視線でSにこれが何か
問いかけると

「Y子の高校時代の画像です。Y子の制服姿見たいでしょ?カワイイですよ。今より
少しふっくらしてて、胸も今より少し大きいかな。今日のところはこれで勘弁して
下さい。」

俺は「ありがとう」と言っていいものか迷ったが、この時、俺は確かにSに感謝して
いた。わざわざ京都まで来た甲斐があった。Sは何ていい奴なんだ。

「いつまでこっちにいるんですか?明日帰るのか……今度じっくり飲みたいですね。
今日は車なんで飲めませんが。それにそろそろ帰らないとまずいし。あと、考えた
んですけど、これからもY子のこと抱かせてもらうわけですから、DVDだけじゃ
悪いなと思うんですよね。彼氏さん、Y子にしてもらいたいこととか聞きたいこと
ってあるでしょ。僕にメールくれたら、僕からY子に言ってあげますよ。僕からの
命令なら大概のこと聞きますから。メールのやり取り見てたら分かるでしょ。例えば
僕が次の彼氏さんとのエッチの時にコスプレするようにとか言ったら、きっとして
くれますよ。思いついたら、メール下さいね。」

Sは手を差し出してきて、俺は迷わずその手を握った。俺は自分の部屋に戻ると
さっき見た画像を思い出して、ヌイた。



寝取り・寝取られ総合スレ17
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1302054301/

22:27 : 2ch > NTR(寝取られ,寝取り) : comments (13) : trackbacks (0)
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Comments

なんていうか・・・・すごく・・・・・コレジャナイです
...2011/09/24 12:52 AM
これ完結で?
...2011/09/24 01:21 AM
なにこのクソ終わり方
...2011/09/24 02:39 AM
つまらなさすぎる、なんだこれ
...2011/09/24 03:17 AM
なにこれ、これで終わり?
まだ続かないのか?
...2011/09/24 07:34 AM
Sの言葉は巧みだった。メフィストフェレスって奴はこんな話し方をしたのかも
しれない。俺は魂を売り、プライドも捨てた。


なんだよコレwww
         ...2011/09/24 09:05 AM
後半が超展開すぎ
...2011/09/24 09:10 AM
>Sの言葉は巧みだった。
>メフィストフェレスって奴はこんな話し方をしたのかもしれない。
>俺は魂を売り、プライドも捨てた。
これ以降の展開はすべてウンコwww
...2011/09/24 02:01 PM
なんか単純に文章が冗長でつまらん
読み飛ばした
...2011/09/24 03:39 PM
>おそらく大昔に我々の祖先がハワイ攻撃した後もこんな気持ちだったんじゃないだろうか。


こういう例え方と『我々』という表現に村上春樹の影響を感じるw
         ...2011/09/24 04:01 PM
フィクションなんだからあんまり文句言うなよ


確かにつまんねぇけどさ
...2011/09/24 11:01 PM
心理描写が拙くて面白くねーわ
...2011/09/25 05:38 PM
Y子に全部ばれて色々崩壊するまでがNTRの醍醐味なのに
なにこの中途半端な終わり方
...2012/08/17 10:13 AM

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