<<Preview : Next>>


〜プロローグ〜


古くて狭い部屋の中にある大きなベッド。オレンジ色の太陽の光が汗ばむ二人の裸体を艶かしく照らしていた。
躍動する男の背中、その下に組み敷かれる女は断続的に甘く切ない声を上げ、その声は隣室に聞こえるほど大きくなっていった。

窓からのあかりが夕焼け色に染まり始めるのを視界の外で感じながら、視界の真ん中で彼の顔を見る。彼の切なそうな表情から目が離せない。他には何も見たくないし、見えない。
もうイキそうなのかな・・・凄く切ない表情している
でも・・・あぁ、そんな格好良い顔でそんな切ない表情されると、私・・・
また、やっぱり私の方が、また・・・また・・・・・
続きを読む>>
20:30 : 投稿作品 : comments (13) : trackbacks (0)

「そう、目を瞑って。そのまま眠るように。出来るだけリラックスしてくれ。
 子供の頃の楽しい記憶を思い浮かべると良い」
いつもと同じように、『彼』は抑揚の一つも感じられない口調で言葉を紡ぐ。
「それもマニュアル通りなの?」
いまだに整わない呼吸をなんとか抑えながら、
小馬鹿にするように鼻で笑う。
もはや、『彼』を信用するほか手段は無い。
まだ熱気が篭っている自室のベッドで横たわったまま目を瞑る。
服も下着も着る余力は無い。
その必要も無いらしい。


>>続きを読む(作者ブログへ)

22:00 : 投稿作品 : - : -
以前ここで寝取られ短編小説を投稿してたものです。
前作が一年くらい前なので忘れてる方も多いと思いますが、
また年に数作くらいは書いて投稿していきたいな、と思ってます。

早速次回作の話なんですが、
いつか書きたいと思っていた魔法少女ものがありました。、
しかしその設定が最近発表された某エロゲと全く一緒なので二の足を踏んでますが、
まぁ売り物にするわけでもないし、と開き直って書き始めることにしました。
一話完結もので全五話くらい? のシリーズものにしたいと思ってます。
これなら長編が苦手な自分でもいけそうです。
一話づつ投稿すべきか、全部書いてから投稿するかは決まってません。
そもそもここに投稿出来るレベルの話が書けるかもわかりませんし。
それではまた。

授業が終わると誰もが速やかに帰り支度を済ませ、静かに教室を去っていく。
クラスメイトと談笑する者すらいない。
まるで何度も繰り返され、洗練されきった行軍のようだ。
清流に浮かぶ木の葉のように、流れるように帰宅していく。
高校生活という環境においてはやや異様な光景にも映るが、
最近では流石に慣れてきた。
むしろ見惚れるほどに感心する。
続きを読む>>
23:45 : 投稿作品 : comments (3) : trackbacks (0)
『土曜日』

再生。
ノイズ。
それが消えると、ハリネズミのような短い金髪がアップで写る。
「これで、OK?」
その男の容姿は全てがネズミを連想させる。
体躯。顔つき。
その全てが卑しそうな印象を与える。
カメラが正常に動作をしているかを確認すると、
その男はにやりと下卑た笑顔を浮かべ、
まるでTVのレポーターのように、
画面に向けて話し出した。
「どうも。えー、私佐倉といいます。この前はどうも。
 とある友人から聞きました。転校生なんだってね。君」
画面を通じて、佐倉は僕に話しかけてくる。
佐倉は照れくさそうに頬を掻くと、言葉を続ける。
「えー。まぁ。なんだ。この前は俺さ、ちょっと飛んじゃってたからさ、
 君の行動ウケてたんだけど、ほら、一晩冷静になったらさ、
 結構むかついてきちゃって。先輩とかもほら。
 普段優しいのに、こんな鬼のような形相になっちゃって」

同時に画面が揺れて視界が半回転する。
見覚えのある、汚い部屋。
あのアパートの一室だった。
続きを読む>>
23:45 : 投稿作品 : comments (39) : trackbacks (0)
背筋に寒気が走ったと思ったら、
直後に嫌な動悸が襲い掛かってきた。
「……馬鹿馬鹿しい。同名なだけに決まってる」
誰かに言い訳するようにそう呟き、
そして一瞬の躊躇の後、そのフォルダを開く。
中の構成は他のフォルダと一緒だった。
テキストと、動画が交互に置かれている。
数度、深い深呼吸をした後、
最初のテキストファイルにカーソルを合わせる。
よく見たら、そのファイルの作成日時は、
俺と弥生が、初めて会った日より半年ほども前だった。
続きを読む>>
23:30 : 投稿作品 : comments (60) : trackbacks (0)
丁寧に包装された、淡い彩りの紙を一つ一つ無造作に剥ぎ取り、
その中身の物体を、俺はしかめっ面で口に運んでいく。
「それにしてもアレだな」
「はい?」
「人生ってのは不公平なもんだよな」
「急にどうしたんすか?」
拓也はそう笑うと、「あ、まだまだあるんでどうぞ」と、
バッグの中から手の平サイズほどの、
やはり可愛く包装された、長方形の薄い板を取り出し俺の目の前に置く。
俺は溜息をぐっとこらえて、それを黙々と口に運んでいく。
「ほろ苦えな」
「ああ俺甘いの苦手なんで。事前にどんな味が好きか聞かれてましたし」
まだ社会人一年目の一人暮らしにとって、
食べ物の差し入れというのは経済的にも大変助かる。
たとえそれが、後輩が貰ったバレンタインチョコだとしても。
自尊心では腹は膨れない。
続きを読む>>
23:28 : 投稿作品 : comments (0) : trackbacks (0)
<<Preview : Next>>


ひらひらと舞い散り地面を薄桃色に染めていくのは、
異常気象の所為か例年より幾分早く咲き誇った桜の花びら。
周りを見渡すと、まだ少し肌寒いのか、
身をすくめて苦笑いを浮かべあっている同級生たち。
3年間お世話になった高校の卒業式。
薄汚れたコンクリートの壁や体育館のすえた匂い。
それらに想いを馳せて目頭が熱くなる。

しかしやはり、僕のこの鼓動は、
そういった感傷とは別の想いに駆られて高鳴り続けている。
式のため、体育館へ向かって渡り廊下を歩く人込みの中に、
絹のような艶やかで、長い黒髪が風に揺れているのを視界に捉える。
この日本という国において、
その光景は別段変わったものでもなんでもない。
しかしその凛とした歩き姿に胸が締め付けられるのは、
なにも彼女に特別な感情を抱いている僕だけではあるまい。
道行く誰もが、彼女の内側から溢れる力強い美しさに気付き、心を奪われる。
その足取りは規律めいた厳格さを感じさせると同時に、
全てを包み込む慈愛をも周りに印象付ける。

僕は今日、彼女に告白する。
続きを読む>>
19:26 : 投稿作品 : comments (23) : trackbacks (0)
<< 4/6 >>


[GAME] 
寝取られ作品特集第四弾
 
寝取られ作品特集第三弾

寝取られ作品特集第二弾
寝取られ作品特集第一弾(DLsite)

人妻特集
戦うヒロイン特集(Gyutto)

キーワード:寝取られ
未亡人特集(デジケット)

[BOOK]
寝取られ・NTR本特集第一弾
寝取られ・NTR本特集第二弾





    アクセスランキング ブログパーツ