2014.06.22 Sunday
「貴方のエッチは、子供だと思う」
――愛する人のその言葉に、俺の心は打ち砕かれた。
裸で寄り添っている時の甘え方も、フェラの仕方も、騎乗位での腰の振り方も、ディープなキスの仕方も。
すべて、俺の知っている綾ではなくなっていた。
その昔、喧嘩上等その腕一本で地元のヤンキーを震撼させ不良の頂点に君臨した伝説の女ヤンキーがいた。
誰にも媚びず諂わず自分の正義を貫く凛とした姿に、当時の不良は誰もが綾香に恋い焦がれた。
“綾香を自分の女にしたい”と恋慕する男達。しかしそれを阻む大きな壁。
綾香本人が公言していた“自分より強い男のオンナになる”という絶対条件。
そんな中、綾香は一人の少年に出会う。乙野俊。
その少年は、ケンカは弱いが綾香の乙女心をくすぐることができた唯一人間だった。
それから数年。綾香は俊との結婚生活を満喫していた。。
平穏な毎日が永遠に続くと思えたある日、綾香の前に若い不良グループが現れた。
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